アラブ調査室から6月号のお知らせ
咲耶会東京支部メールマガジン 2024年6月8日
(WAJ: 塩尻和子さん(アラビア語・大阪外語大学1967年卒)が室長を務めておられる「アラブ調査室」の研究実績として、咲耶会東京支部メールマガジン(2024年6月8日)が送られてきました。その記事の重要報告として、アフガン難民支援やわれわれが進めている千葉明徳学園でのアフガン女性への生活支援や日本語学校へ資金援助をされている松浦晃一郎氏と篠塚隆氏の報告が掲載されています。下記に感謝の気持ちも込めて一部を紹介いたします。記事最後のリンクをクリックすれば記事全文を閲覧できます。この記事には、皇室と王室をふくむ日本とアフガニスタンのながい友好の歴史が興味深く掲載されています。下記文中、竹内幸史さんの千葉明徳学園でのわれわれの活動についての詳細な記事はココで閲覧できます。)
<咲耶会東京支部メールマガジンのリード>
日本におけるアフガン難民支援に関する一考」は、第8代ユネスコ事務局長を務めた松浦晃一郎と在モロッコ日本国大使を務めた篠塚隆がアフガン難民のために人道支援を行ったことなどを、取りまとめたものであり、有意義な慈善活動の視点や参考にするべき点などを示しており、人道支援のサンプルとしての報告にもなっている。
(下記、一部抜粋)
警備人材育成センターの支援活動
警備人材育成センターがアフガン難民支援を行うこととなったきっかけはアフガニスタンのことをフォローされている国際開発ジャーナルの竹内幸史編集委員(朝日新聞のニューデリー特派員時代の 2001 年にアフガニスタンに取材に入られて以来の由)がアフガン難民支援を行っている特定非営利活動法人イーグル・アフガン復興協会の江藤セデカ理事長(アフガニスタンご出身。日本国籍)を紹介されたことです。日本大使館や JICA に勤めていたインテリの方を含むアフガン難民がご家族(アフガニスタンではお子さんの数が多い大家族が中心のようです)とともに日本で苦労されているということを聞いて、センターでは今後毎月 10 万円の生活支援金を同協会を通じて贈呈することとし、以下の通り贈呈式が行われました。
なお、「アラブ調査室6月号」には、下記のふたつの論文へのリンクが紹介してあります。
・パレスチナ紛争の根因、ペーター・コーヘン著、板垣雄三訳
・コーヘン提案をどう読むか、板垣雄三
このふたつは、「<視点:092> 抗う人がいて歴史はうごく ~ウクライナ、ガザ、アフガニスタン、日本~」において、下記の記述のあとで本サイトが紹介・リンクしたものと、奇しくも同じものでした。
「イスラエル・パレスチナ2国共存路線は破綻している。英仏米独は自己の責任を自覚し1948年の振出しに戻って、イスラエル・パレスチナ問題の根本的解決に乗り出すべきだ。2国共存方式が破綻したいま、10年前に提起されたコーヘン提案をまじめに検討するべきであろう。コーヘン提案とは、イスラエル建国とその植民地主義こそが過ちの元でありそれを実現させた欧米社会の責任を問い、『イスラエルの廃止』とそれに伴う『過ちの是正と償い』を負担せよ、という主張である。」
重要な指摘なので、重複をいとわず、リンクしました。
なお、「アラブ調査室6月号」には他に興味深い記事が掲載されており、バックナンバーも閲覧できます。ぜひ、この機会にアクセスされることをお勧めします。