読者の声

 寄せられたご感想、ご意見 
直接アフガニスタンに関係なくても、当サイトをご覧になって感じられたご意見、ご要望、ご自身の近況や関心事など、どんなささいなことでも、当サイトの編集アイデアになります。どしどしお寄せください。大歓迎いたします。投稿先:noguchi_phoenixlabo◆f05.itscom.net)(◆をアットマークにご変更ください。)

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20240504a

= カンボジア人、偉くなるほど話が長くなる =

第8回カンボジアフェスティバルは、晴天にめぐまれた代々木公園でスタート!
民族衣装体験、クラフト作品、サルエルパンツやアクセサリー、お米ラーメン クイティウ、バナナちまきなど様々なブースが賑やかに呼び込みをしています。
国際結婚した友人の「カンボジア人、偉くなるほど話が長くなる」の説明どおり、開会式は挨拶が長く予定時間を軽くオーバー、押しまくり。
しかしまったく焦った様子もない、カンボジアタイム。それは見倣うべきところもあると感じます。
いろいろな団体がカンボジア舞踊を披露してくれました。スローペースな優雅な舞ですが、体幹を使いそうな美しい舞です。
私が交流している「多文化まちづくり工房」さんからは、現在や以前のいちょう団地の居住者やそのお子様が出演しました。
いちょう団地は、NHKさんの「ドキュメント72時間 多国籍団地のゆく年くる年」に取り上げられたくらい外国人の多い団地。
代表の早川さんは、週4回の日本語教室、ビザの申請相談、生活相談、子供達の学習をみる…など多岐に渡る活動を30年も続けておられると言います。
でも彼はそれを「支援している、と思ったことはない。単なる、生活の一部」と言い切ります。
「自分でも何してるひとなのかよくわからないよ。ユルくいこう」と笑いながら多国籍の人々と同じ空間に住み続けます。
違う国とか助けるとか、意識したこともない。新緑揺れる風と共に、爽やかな生き方に触れた日でした。
(星野真理子さん、2024年5月4日)



――「自分でも何してるひとなのかよくわからないよ。ユルくいこう」、いい言葉ですね。僕など、つい肩に力をいれてくちばしを尖らせてしまします。活動は楽しくなくちゃ長続きしないですよね。話も短く!(野口)

20240504

  = ガザ法要のためにご協力ください = 

みなさま、よろしくお願いします!
ガザ法要 〜ガザ・イスラエル紛争2023, 34,000名の殉教者のために〜
殉教者6,747名のお名前の読み上げの方を募集しています。どなたでも短時間でもご参加頂けます 。
2024年7月7日(日)12:00〜19:00 (開場11:30/途中出入りできます)
出仕:桜井真樹子、コバヤシタカヒデ、吉田正子、山口裕加奈、蕭振豪
演奏家:櫻井元希(グレゴリアン・チャント)、小森俊明(ピアノ)、HIKO(ドラム)、竹田賢一(エレクトリック大正琴)、吉松章(仕舞)
会場:音部屋スクエア;東京都新宿区高田馬場4-4-13 アルプスビルB1F
無料
参加申し込み・お問い合わせ:まきこの会事務局 makikoclub2022@gmail.com/090-9236-0836

(桜井真樹子さん、2024年5月4日)

――4月22日、大久保ひかりのうまで、第二のナクバに抗議する詩と歌のイベントを主催された桜井さんからのアピールです。桜井さん、引き続き詳細情報をお知らせください。(野口)

20240503

  = 裏金内閣の闇外交 = 

内閣の職権なのね。外交も。

そうだね。憲法73条だね。2号と3号か。そして国会に報告しなければならないね。72条。

国権の最高機関だもんね。41条だったかな。

うん。実態は別としてね。美称にすぎないという説もあるよ。

フフフ。微笑せざるをえないわ。微小ではないのね。

裏金議員の続出でそうなるんじゃないか。

困ったもんね。ところで麻生トランプ会談てなんなの。

うん。二股外交だろうね。

ダブル、トリプル外交なの❔ 大英帝国流の。

ああー。サイクス・ピコ協定か。中東問題複雑化の根源だな。

日本もそういう帝国になったのかしら。

いやー。どうだろう。グローバルパートナーということで適当に使われているだけじゃないか。

闇ね。

うん。国会で厳しく追及して欲しいよね。

そう。この連休中の首相の外遊も。

(ムソウ国師さん  2024年5月3日)

――今日は憲法記念日。憲法改悪に熱心だった安倍氏が殺され、裏金問題で安倍派も解体。このまま総選挙になると改憲発議に必要な2/3議席が危うくなると改憲議員は焦っているとか。安倍氏ほど前のめりではない宏池会系の岸田氏はさてどうするのか。どさくさ改憲なんてできそうもないと思うけど・・・。裏金問題解決が先でしょう。(野口)

20240502

= バイデンのリムジンに乗る大成果(笑い茸 2024年4月号) =

昨日、メーデーで、そのあとイスラエル大使館への抗議行動で
雨にびしょぬれになり、家に帰って、風呂に入って、飯食って
寝てしまいました。

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<川柳>

避難訓練したか越後の田んぼたち
揺さぶって早く廃炉と言う地震

四方海さかなは輸入品ばかり
働き方多様になってみな貧乏

手土産に指揮権付きの自衛隊
バイデンのリムジンに乗る大成果

悲鳴などどこ吹く風の晩餐会
渡されたお面犬猿雉子ばかり

NATOから一掃されたロシア製
アメリカの武器に頼れば逆らえぬ

攻撃の能力持って的になり
血液の備蓄も急ぐ防衛庁

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「笑歌」  再掲 2017年3月 №73

さくら さくら

さくら さくら
ながたのまわり
みわたすかぎり
ぬすびとざくら
においぞいずる
やみに やみに
はなざかり
(間奏)
さくら さくら
ながたのまわり
あおぎみるそら
まいちるさくら
いくさのにおい
とめに とめに
いざゆかん

(長島信也さん、2024年5月2日)

――おセンチな「『イチゴ白書』をもう一度」ではないですが、米コロンビア大学がふたたび平和運動の先頭を走っています。歴史は繰り返す、2度目も本気だぞ、と言いたい。「もう後には戻れない、出来るのはこれまで来た道を振り返ることだけ」。人生はサークルゲーム、終わりが来るまでなんどでも繰り返すさ。(野口)

20240428

= 言語の壁以上に高い地域住民との交流の壁 =

在留外国人は340万人を超え、日本は多民社会に入った。だが地域との距離が災害時の「壁」になるケースが多くみられる。4年前インドネシアから技能実習生として能登輪島にきたアデ・リザルローマンさん(32)は底引き網漁船に乗った。漁業の担い手が減る中、地元漁業関係者にとって実習生たちは「片腕」であり家族のような存在になっている。ただ実習生の多くは職場と寮を往復する日々で、地域では存在が見えにくくなりがちだ。
お互いが同じ地域住民だという意識の希薄さは緊急時の「壁」となって表れる。1月1日の能登半島地震で、アデさんたち技能実習生6人は輪島中学へ避難したが食べ物や飲料水に手を付けなかった。「勝手に取ったら怒られる」と思ったという。毛布もないまま体育館の冷たい床の上で一夜を過ごした、アデさんは雇い主に「おなかがすきました」と連絡した。「助けてくれる人はいなかったのか」雇い主はそうも思ったが被害が大きかった地域なので言葉を飲み込んだ。
この緊急時の「壁」は阪神淡路や東日本など過去の大震災でも同じだった。2016年熊本地震の後、立命館アジア太平洋大学は地域住民に留学生の印象が地震前後でどう変化したか聞き取り調査をした。その結果地域の留学生や外国人と接点がなかった人は、印象が悪くなる傾向がみられた。留学生からも「近所の日本人との付き合いをもっとしたほうがいい」との声が寄せられた。
地震後に帰国したアデさんは4月上旬に戻ってきた。雇い主は「アデさんたちがいないと船が動かせん」輪島の漁業にとって必要な人材を地域社会にとって必要な人材にするにはどうすればいいのか。
日系ブラジル人で移民問題に詳しいアンジェロ・イシ武蔵大教授は「言葉の面では進展があった」一方で、なかなか進んでいないのが「心の壁」の解消だ。外国人を災害弱者にしないことがなぜ大切か。イシ教授の答えは「社会の一員だから」。外国からの住民は労働者としてだけでなく支え合う仲間として地域に受け入れられているか。労働力ばかりに目が向く日本がどう対応するか、地域が村おこし、町おこしで見せる祭りや文化交流のエネルギーを国際交流の場に生かすことが大切だ。
技能実習生も難民も日本でキャリアを積み移民となるためには、地域社会の一員となることが必要だろう。共に積み上げていこう。

天才思想家の岡倉天心は「亜細亜は一なり」という。
(B.Sさん、2024年4月28日)

――千葉でアフガン女性たちに日本語学習支援を始めた最初の5カ月でいろんなことに気づきました。そのひとつがまさにBSさんがおっしゃることで、地域住民として日本で暮らすための最低の知識、ルールの習得、アフガン人同士のつながりと地域とのつながり。授業の一環としておこなった、NHKが開発した在日外国人へのアプリの実習は好評でした。ここを参照。そのほか、子供たちのケア。通学中の学校でのトラブルを通学先の先生方と一緒に解消したりもしています。子供たちの学習支援も始めました。在日外国人と日本人が手を取り合って新しい日本をつくるくらいの心構えが大事だとひしひしと感じています。天心さんは「アジアはひとつ」なのでなく「アジアをひとつにしよう」といいたかったのでしょうが、歴史的には悪用されました。これからは「地球をひとつにしよう」でいかないと、と思います。(野口)

20240427

= したたかに生き延びた民族、少し甘いのでは? =

「ウエッヴ・アフガン」を拝読しました。

貴兄のコメント「・・・もう一度徹底的に叩きのめされるほかないことでしよう」、優しい方です。少し甘いのでは?この国のかたちができるまでに、有史(記録にある歴史)以来、三度くらい叩きのめされているのに、『水に流し』血を洗い、構えをかえて、したたかに生き延びた民族です。わが身の血肉にも、「おためごかし」が宿り、<他人のため、世のためと公言しながら私欲が底流にウヨウヨ>、このニッポン人の実像、政治・経済界だけでなく、庶民のリアルな実態と戒めたいですね。

光景としての“対岸の火事”、綺麗だなァと儲かるぞと高見の見物をしているのを、阿保として退けたら、成り立たない構造にくりこまれていないか―お互いにジャナ―リストとして自戒したいですね。

「・・ひとりでもゼロを1にできる。それしか虐殺を止める方法はない」と、断定なさらないで、もっと良い方法はないものだろうかと問う姿勢、余韻がほしい気がします。

「正義や善意」を枕に眠ておれない情況ですから・・・。ご奮闘に敬意をこめて、ご自愛専一を念じつつ。

明日から、京都・法然院での上映会で、老骨にムチ打つ日々が続きます。

(矢間秀次郎さん、2024年4月27日)

――辛口の批評、ありがとうございます。わが身を顧みてもこのぬるま湯の中での発言、虚しさが募ります。それではイカンと張り切ると行き過ぎる。まことに言論は難しいものと実感します。今後とも、ぜひ、厳しき批評をおねだりする次第です。猛暑が始まったようです。ご自愛ください。(野口)

20240426

= 映画「荒野に希望の灯をともす」を観ました =

こんばんは! 今日、中村哲さんの劇場用映画「荒野に希望の灯をともす」を観てきました。
明石駅前にある市民ホールのような会場でした。そんなに宣伝もしていないのに満席で早くから大勢の人が押しよせて来ている状態でした。
みんな、静かに熱心に見てましたね。 やはり中村氏の生き方は胸を打つものがあります。

彼の誠実で謙虚で賢明な生き方は 誰もが尊敬しているのでしょうね。
かえすがえすも惜しい人を無残な死に追いやったものだと思いました。
ガンベリ(?)砂漠でしたかしら? あの不毛の土地に水路が引けたときは涙が滲みました。

ペシャワール会も中村さんが亡くなったので解散したのかと思ってましたが、存続しているようですね。
会の柱を無くして大変でしょうが、頑張ってもらいたいものです。
いまだに政情が安定していないようなアフガニスタンですが、早くみんなが平和で地道な暮らしができますよう、祈っています。
(池上眞理子さん、2024年4月26日)

――中村さんの件はまことに残念です。僕はその前の2008年、中村さんの下で活動していた伊藤和也さんが殺害されたとき、明治大学で4回、学生さんたちに授業の一環として講義させてもらいました。恐ろしい事件でしたが日本の学生も深い感動を示していました。死によって話題になるのは悲しいですが歴史は悲しみを抱いて進んでいくんでしょうね。中村さんたちの追悼ページはココにあります。ご覧ください。合掌。(野口)

20240425

  = 詩と歌で、イスラエルのガザ攻撃に抗議

素晴らしいイベント! 写真だけでも感激しました。
それにしても、このガザを救う詩人たちのイベント。
本当はあってはいけないものでしょう。
だって、「当たり前の事」を朗読してるだけなんですから。
人としての当たり前がもう通用しない。
本当に恐ろしいです。
北海道はやっと桜の頃。
おめでたいイラストを送ります。
ではまた。
(日野あかねさん、2024年4月25日)

――日の本神話の女神さまですね。素敵なイラストありがとうございます。「知恵の女神は武装していた」というのは私が出隆先生から直接お聞きした言葉でした。ここにその時の思い出を書きました。ギリシャ神話の女神アテナはゼウスの頭から剣をもって生まれてきたそうです。アマテラスさまは平和の女神さまであると信じます。(野口)

20240424

= 東京ブルースと時代 =

泣いた男がバカなのか。騙した女が悪いのか。

ウフフ。懐メロね。でも男女が逆じゃないの。LGBT?

うん。時代だからそれもあるけど。あの女帝だね。

そっか。学歴詐称疑惑再燃ね。

元側近だからね。決定打だろう。

日本新党以来の輝かしい政歴も終わりかな。

多くの政治家を翻弄してきたもんね。特に希望の党がひどかった。

そっか。泣きをみたのか。

イヴの役割かもよ。楽園追放。

怖いわ。

気をつけましょう。

分かった。

(ムソウ国師さん、2024年4月24日)

――なにが分かったんだか。いまさら分かってももうおそい、あ~あ。死ぬまでだましてほしかった~(野口)

20240423

= 不適切にもほどがある =

陸上自衛隊の幹部ら22人が1月9日に靖国神社へ集団で参拝した。それを調査してきた防衛省は、3月26日、同省が禁じる「部隊参拝」には当たらないと発表した。調査では、同省は参拝者が22人にとどまったうえ、参拝者全員が「自由意思」で参拝したと主張していることから、部隊参拝や参加の強制を禁じる1974年の防衛事務次官通達に抵触しないと結論づけた。しかし、靖国神社は戦前の「国家神道」の精神的支柱としての役目を果たした中心的存在である。そうした神社への集団行動はいくら弁明しても、信教の自由を保障する憲法の「政教分離」の原則に反する行動と言わざるを得ない。任務の一環として自衛隊員が制服姿で手を合わせること自体が、個人の自由を認める民主主義の精神にも反する行動だと受け取られても仕方ない。

自衛隊には2つの顔がある。一つは強面の「軍隊」としての顔、もう一つは「災害救助隊」としての顔だ。能登半島地震でも1万人規模の隊員が派遣された。山崩れや土砂崩れのため、いたるところで道路が寸断され通行ができなくなった。そこで自衛隊は海と空から、艦船とヘリコプターをフルに運用して、給水、給食、入浴、物資輸送などの活動を継続して行ってきた。こうした活動は、東日本大震災や熊本地震などの大災害があるたびに行われてきた。そのため、自衛隊の救助活動に対する国民の信頼は厚く、高く評価されている。内閣府が3年ごとに行っている自衛隊に関する世論調査でも、「自衛隊に良い印象を持っている」と回答した人の割合は、最低だった1972年の58.9%から2022年には90.8%にまで上昇している。「自衛隊に期待する役割」についても災害派遣が常に高く、2022年では88.3%で第1位だった。そんな顔を持つ自衛隊も、長い間、戦力の保持と交戦権を認めない憲法9条との整合性が問われてきたが、今もって明快な答えは出ていない。そのため、保守的勢力はことあるごとに軍隊としての存在を明確にするよう求めてきた。今回の集団参拝は、はしなくも戦前の軍と靖国神社との強い絆を思い出させる結果になった。そんな中、岸田政権も日本を好戦的な国にしようとしている。その証拠として、北朝鮮のミサイル基地を想定した先制攻撃を議論したり、殺傷能力のある武器の輸出を認める行動に出ている。さらに、直近では日・英・伊3カ国で共同開発中の次期戦闘機の輸出解禁まで閣議決定した。これは、武器輸出を厳しく制限してきた日本の安全保障政策に違反し、従来の「専守防衛」の理念を踏みにじるものだ。まさに「攻撃は最大の防御なり」への政策転換と言える。「戦うための大義名分」を探したり、「戦争をけしかける」と取れるような動きは、本来、日本にはなじまないはずなのにと思ってしまう。いま世界のいたるところで戦争やそれに準ずる武力衝突が発生している。ガザやウクライナの状況を見れば戦争の悲惨さは目を覆うばかりだ。それこそ「生きるも死ぬも地獄」といった様相を呈している。そんな戦争に国民を巻き込まないためにも、日本は「専守防衛」に徹するべきだ。少なくとも戦争のきっかけになるような行動は慎まなければならない。それこそが、憲法で平和主義を堅持する日本の役割と言える。

「靖国神社」というと、戦没者を祀った特別な国家的神社かのような感覚で見られることが多いが、戦前はともかく、戦後の靖国神社は国家の公的な施設ではなく、基本的にはあくまで一つの神社、一つの宗教法人に過ぎない。ただ、戦前において靖国神社は天皇崇拝、軍国主義礼賛の象徴としての位置づけがあまりに大きく、それを現在まで遺族会や保守層の人が中心となって精神的に受け継いでいる。靖国神社は明治2年に明治天皇の命により、明治維新前後、国のために戦って倒れた人たちを祀るために創られた。当初は「東京招魂社」と呼ばれていたが、明治12年に現在の名前に改称された。以後、主に外国との戦争で国を守るために亡くなった人達を祀る神社として位置づけられ、日清、日露、太平洋戦争などと合わせて約250万人近い人たちを「神」として祀っている。靖国神社が問題視されるのは、戦前、天皇のために戦うこと、そして戦死した時に靖国神社に英霊として祀られることが何よりの栄誉と徹底的に教え込まれ、それによって多くの人が亡くなっていることである。近隣諸国が特に問題にするのは、一般戦没者と共にここにA級戦犯が一緒に祀られていることだ。A級戦犯とは、第2次大戦における戦争責任を追及した「極東国際裁判」において最も戦争責任が重いとされた、東条英機首相ら14人の日本人戦犯を指す。そのため、近隣諸国にとって靖国神社は日本軍国主義のシンボルとして最も忌まわしい施設とみられている。特に中国と韓国は、日本の政府首脳が公式参拝することに対して、日本がかつての戦争をいまだ反省していない証拠だとみている。そうなると、戦争で亡くなった日本人だけでなく、日本の戦争で犠牲になった他国の人をも含めて追悼し、不戦を誓うための記念碑を建てることが、日本に課せられた責務であると考えざるを得なくなる。

いずれにせよ、平和憲法のもとで再出発した自衛隊の幹部が戦前の軍国主義を象徴する靖国神社に参拝したのは、どう考えても矛盾した行動と言わざるを得ない。戦前の天皇制や国家主義への郷愁は保守主義者の一部にいまだに根強く残っている。それは、自衛隊だけではない。国際平和文化都市を掲げる広島市の松井一実市長までもが職員研修会で「教育勅語」を賛美するような発言をしている。松井氏は、教育勅語の内容には現代日本にも通用する部分があると強調する。教育勅語は戦後まもなく日本国憲法の基本原則と相いれないとして、国会で排除・失効が決議されている。その結果、公務にたずさわる者が肯定的に評価・引用することが禁じられている。それを知った上での発言だから驚く。それも松井氏は、長崎とともに被爆の惨禍に見舞われ、原爆被害者に過ちを繰り返さぬと誓う広島の首長である。大戦でアジアなど海外の国と人々を踏みにじり、原爆投下の破局に至った歴史を振り返れば、教育勅語を否定する先頭にこそ立つべき人なのだ。親孝行や兄弟愛を解きたいのであれば、自分の言葉で語れば済む話だ。なにも教育勅語を引き合いに出す必要はない。公の場で誰が何を話すかは重要なことだ。まして、高い地位にある人はなおさらだ。そんなことから、私は「はだしのゲン」が平和教育の教材から削除されたのは、市長の影響なのかと疑ってしまった。最近のヒロシマはおかしい。そうした過去のしがらみを断ち切り、戦前思想から自由な社会を創るために今の憲法がある。それに背を向けるような発言や行動はあまりに時代錯誤といえる。まさに、いま話題になっているテレビドラマ「不適切にもほどがある」と言わざるを得ない。

(中楯健二さん、2024年4月23日)

――本当の意味で「太平洋戦争」を反省していない日本。「一億総ざんげ」も戦争で勝てなかった自分、負けてしまった事実を天皇に対して「懺悔」した日本のことでした。このことは「いまだに敗戦の総括ができない日本」でも書きました。原爆死没者に「安らかに眠ってください 過ちは繰り返しませぬから」と誓う精神は靖国参拝の精神と同じです。このままの能天気日本は、もう一度徹底的に叩きのめされるほかないことでしょう。(野口)

20240419

= 入学式にはベビーカーもチラホラ見られた
赤ちゃんとともに参加出来るっていいね~ =

2001年、アフガン現地で女子のための学校を設立した経験をもつ野窓パルワナさんに、イーグルアフガン明徳カレッジでの授業風景を見学してもらいました。感想をご自分のブログに書きました、とメールをいただきました。以下にそのブログを紹介いたします。

===========
2021年8月15日、アフガニスタンの民主政権が崩壊し、
厳格・曲解イスラム主義で女性差別のタリバンが復権した。
遡ること、その20年前、
タリバン政権が崩壊して民主政権が誕生した時、
私は国際緊急人道支援業界デビュー!
初の駐在地として
アフガニスタンの地を踏んだ。

どきどきの初駐在。
ちょっと怖いかも、ハラハラのアフガニスタン!
しかも東北地方のへき地、
中世をイメージしたらこんなだろうなと思われるような
バダクシャン州ファイザバードで
唯一の日本人!
でも困難に直面すると俄然燃える、
やる気が出る、笑

タリバンの圧政に抑圧されていた女性がやっと解放され
それまで禁止されていた女子教育も解禁、
女の子も学校で教育を受けられるようになり
全国規模の「バック・トゥ・スクール・キャンペーン」を
バダクシャン州で展開するのがお役目だった。

すごい数の女子が小学校に登録し、
教室も、教材も、先生も全然足りないという嬉しい悲鳴!
質と量、不足しているものを
テントを使っての仮設教室の設置、
学校の修復、増設、
教材、文房具の配布、
教員研修などなど
可能な限りの支援が実施された。
教室が足りなくて、あちこちで青空教室も

あれから20年、
まさかのタリバン政権が復権し、
女子の中・高等教育は再び禁止という悪夢。
国際機関や大使館職員、
留学など外国に関連した経歴がある人達は
タリバン政権からの弾圧の危険性があり
国外に逃れた。
つづきは<ココをクリック>してご覧ください。

(野窓パルワナさん、2024年4月19日)

――貴重な体験に基づく感想と紹介、ありがとうございます。9.11米国同時多発テロ後の大騒動のまさにその最中に、よく現地アフガニスタンに行かれましたね。その勇気にまずは脱帽します。アメリカ主導のアフガン近代化努力がとん挫し、すべてが無に帰したような虚無感が一時期われわれを襲いましたが、アフガニスタンの女性たちは生き抜くために、アフガン現地でも、避難先でも闘い続けています。われわれは日本にいますが、そのおとなりにアフガン社会が引っ越してきた感じです。われわれの目的にひとつはアフガニスタンの近代化のお手伝いです。アフガニスタンにいかなくてもそれができるし、閉鎖的で外国嫌いの日本を変えて本当の開国をする目標が突きつけられてきました。一緒にその活動をしてくれるアフガン女性たちに感謝です。(野口)

20240415a

= ランドセルは海を越えて =

イーグルアフガン明徳カレッジ開校<祝い>
アフガンの子供たちを応援している人たちがいることを紹介します。

アフガンの子へ15万個の思い 寄付21年目(4月11日朝日新聞記事・クラレ㏋)
使われなくなったランドセルが紛争と混乱が続くアフガニスタンの子供たちに届き、学ぶ喜びを知るきっかけにしてもらいたいと2004年「クラレ」が始めた活動です。
「クラレ」はランドセルに第二の活躍の場を探していたところアフガニスタン現地のNGOアフガン医療連合センターから「長引く紛争で子供たちの学用品が不足している、一人でも多くの子供たちを学校で学ばせたい」という情報がもたらされた。
日本の子供たちは自分のランドセルを送ることでアフガニスタンの子供に役立つなら送ろうと運動が始まり毎年ランドセルや学用品が全国から届けられます。
「クラレ」は届けられたランドセル、ノートや鉛筆などを埼玉の倉庫に集め、社員や社員の家族によって検品や箱詰めなどを行っている。

ランドセルがアフガンの子供たちに届くまでの道のり
(ランドセルは6月ごろ日本を出発し約2か月後アフガニスタンの学校に到着する)
1, 全国から届けられたランドセルは埼玉の倉庫で開梱される
2, ランドセルの故障や豚皮が使われていないかなど検品する
3, 段ボール箱に梱包しコンテナを積んだ大型トラックに積み込む
4, 横浜港でコンテナ船に乗せシンガポールに向かう
5, シンガポールで別のコンテナ船に積み替えカラチ港へ
6, カラチ港でトラックに積み陸路をペシャワールーカイバル峠―トルクハムージャララバード(ここでNGOに引き渡す)―子供たちが待つ学校へ

「クラレ」は日本全国からランドセルや学用品を集めアフガニスタンの子供たちに届けるまで膨大な時間や費用を考えると21年間一民間企業でよくできたなというのが実感だという。
しかしランドセルや学用品を受け取り、勉強の機会を得た子供たちが大人になり医者や教育者になるケースが多いと聞くと我々の思いが届いたと思う。
また1回目からかかわってきた人は「アフガンの子供たちには、なによりも自分たちが国際社会から取り残されていない、と感じることが大きいのではないか」と話す。
この活動が途切れることなく続くことを願う。

子供たちの笑顔は http://umigoe-randoseru.com

(BSさん、2024年4月15日)

――アフガニスタンでターリバーンが実権を握って2年8カ月。医者や先生や公務員(女性警官)などになった女性たちが国外に逃れざるを得ない状況がつづきます。千葉でわれわれがやっている日本語学校で、応用問題として「・・したい」の例題をだして答を求めたそうです。そうしたら「アフガニスタンに帰りたい」という回答をした生徒がいたそうです。野口は授業に同席できないので教えていた先生に聞きました。スタッフ一同、胸がふさがる思いで聞きました。世界からの支援をえて近代化を図ろうと努力してきたアフガニスタン。時代が何十年も逆転しましたが、やり直しです。ランドセルをアフガニスタンに贈る運動は本サイトの読者でもある内堀タケシさんも2001年からアフガニスタンを取材し、写真集を発行されています。ぜひご覧ください。→ここをクリック(野口)

20240415

= 花をみて思う =

江戸の桜🌸
葉桜になった今
良寛和尚の辞世の句

「散る桜 残る桜も 散る桜」

江戸時代の曹洞宗の僧侶で、歌人でもあった良寛和尚の辞世の句と言われている歌。

「今どんなに美しく綺麗に咲いている桜でもいつかは必ず散る。そのことを心得ておくこと。

限りある人生

人生には限りがあり、いつか必ず最期が訪れる。

だからこそ
傘寿を過ぎた今
与えられた時間は 大切にしたい

而今 (道元禅師)

今を生きる!

今こうして生かされてることに感謝し
明るく (A)

楽しく (T)

前向きに (M)

ATM
心したい

「明日ありと思ふ心のあだ桜 夜半に嵐の吹かぬものかは(親鸞)。

今は綺麗に咲き乱れていても、明日の朝には散っていることもあるだろう。

死に臨み、西行法師の辞世の句

「願はくは花のもとにて春死なむ そのきさらぎの望月のころ」
享年46歳

薩摩の大先輩
東郷平八郎元帥の名言

「咲くもよし散るもよし野の山桜、花のこころは知る人ぞ知る」

日本人に生まれて
この地の歌の情感の豊かさに触れられるのは誇らしいです。

本居宣長の歌
「敷島の大和心を人とはば 朝日に匂ふ 山桜花」

[あさひににほふ山ざくら花]とは

『清浄にして果敢で、事に当たっては身命をも惜しまないなどの心情』

とも言うとか。

大和心の潔さ、美しさを思います。

(田之頭稔さん、2024年4月15日)

――「世の中にたえて桜のなかりせば春の心はのどけからまし」。ことしも野口は、早咲き河津とか山桜とかソメイとか御衣黄とか八重とか追っかけスマホで撮りまくりました。他にも春は爛漫。世界が平和であってほしいです。(野口)

20240414

  = グローバル戦争の時代 = 

ワシントンの桜も満開みたいね。こんな時に日米グローバルパートナー宣言。よくやるわ。

うーむ。聖戦貫徹同盟だね。自由と民主主義のためと嘯いているが。

死の商人とハゲタカのためよね。

そういうことだよね。

「指揮統制の強化」てなんなの。

うーん。自衛隊を米軍の指揮下におくことじゃないか。

エツ❕ そんなことしたら自衛隊の任務を全うできないんじゃないの。

自衛隊法違反だね。もしかしたら内乱の予備陰謀かもしれない。

国の統治機構を破壊するものね。

そういうことだよね。

あの方は売国奴❔

そうみたいだよ。

(ムソウ国師さん、2024年4月14日)

――グローバル戦争って、世界大戦でも地域紛争でもない、ということですね。地域紛争を途切れなく発生させ、危機をあおって世界制覇を維持していく戦略のことでしょうか。いまこれができるのはアメリカだけだと思うけど、その能力がなくなりつつあるのが問題なんじゃないですかねえ。トランプ再選となれば決定的!(野口)

20240413

  = 豊かで貧しく、自由で不自由 = 

前号で私は「笛吹けど踊らず」を投稿し、日・中・韓の深刻な出生率の低下について書いた。今回はその実態と影響及びその対応について述べることにする。厚生労働省(厚労省)が最近発表した統計によると、2023年の出生数は72万6416人で、前年より5.8%減少した。75歳以上は2千万人を超え、労働人口は約7400万人と昨年より25万人減った。2023年における日本の総人口(外国人を含む)は1億2435万人余りで、前年よりおよそ60万人減り、13年連続の減少となった。この傾向が続けば、労働人口は縮小し、それをカバーするため外国人労働者をより多く受け入れざるを得なくなる。実際、海外からの労働者は年々増え続けている。厚労省はこのほど、2023年10月末時点の外国人雇用についての状況を公表した。それによると、外国人労働者数は約204万人で、前年より約22万人増え、統計を取り始めた2007年以降、過去最高を更新した。国別ではベトナムが51万人と最多で、中国39万人、フィリピン22万人がそれに続く。増加率が最も高いのはインドネシアとミャンマーで、前年より1.5倍に増えた。また、在留資格別にみると、特に高い伸び率を示したのが、2019年に労働力不足への対応のため導入された「特定技能」で、前年から約6万人(75.2%)増え、「技能実習」も約7万人(20.2%)増えた。

こう見ると、日本はすでに事実上の「移民受け入れ国」になっている。日本人の働き手が減っているわけだから、外国人は「どうも」などと好き勝手なことを言っている場合ではない。彼らがいなければ、今の生活水準を維持することができないのだから否応なしの問題だ。欧州の状況を見ればわかる。昔は単身で日本に来て稼いで帰国するだけだったが、今は家族で日本に定着しているわけだから、言葉や子どもの教育、法律、宗教など様々な問題が生じる。人種・人権問題もそれに加わることになる。今後も外国人労働者が増えていけば、2030年に420万人、2040年には670万人になるとの予測もある。中国はまだ移民を受け入れるまでにはなっていないが、韓国は日本と同じような状況にある。外国からの移民に頼る国が増えていけば、移民の争奪戦が始まることも予想される。そんな中では、34年ぶりという最近の急激な円安((153円/ドル)はマイナスに働く。「チープ・ジャパン」は外国人旅行者には歓迎されるが、働く者にとっては仕送り金額が目減りするため困ったことになる。このまま円安が続けば、日本を敬遠する海外労働者が増えることにもなる。一方、明るいニュースもある。それは、株価が史上最高を記録し、今年の春闘で平均5%の賃上げが実現したことだことである。その結果、「失われた30年」で淀んでいたお金の循環が始まれば、社会に活気が戻ってくる。血の巡りがよくなれば身体が元気になるのと同じ理屈だ。今後日本が目指すべきは、より優秀な人材を、より良い制度を作って迎い入れることだ。「同一賃金同一労働」もその一つだ。海外労働者はいま「売り手市場」だから、「受け入れてあげる」といった態度は許されない。なによりも「選ばれる国」であるためにはどうしたらいいか、といった視点が欠かせない。定住や家族帯同などの権利を広く保障し、社会の一員として処遇しなければならない。だから、路上でむやみに職務質問をするようなことは決して許されない。外国人が安心して働ける国にするために、社会の制度と人々の意識を変えていく取り組みが必要だ。そのために、政府も、地方地自体も、受け入れる企業も、いかに知恵を絞るか。結論的に言えば、日本の将来をどう描くかが問われているということになる。その意味で、イーグルアフガン明徳カレッジ(EAMC)が取り組んでいる「日本語教室」は、未来の日本人を育成する役割を担っていることになる。

海外労働者に頼らざるを得なくなった背景には、労働人口の中核をなすべき若者世代の生き方に対する考え方の変化がある。今の社会は「豊かで貧しく、自由で不自由」といった矛盾を抱えている。満腹でいて空腹を感じ、群衆の中でより孤独を感じるようなところがある。多分に心理的な面が影響しているが、そんな社会での暮らしには苦痛が伴う。とりわけ若者はその対応に戸惑いを感じ、屈折した気持ちに囚われているのかもしれない。昔からそんなことはあったはずなのに、人間関係が希薄な現代だからこそ、それを強く感じる面があるのかもしれない。今は「隣は何をする人ぞ」の世の中だから、当然と言えば当然なのかもしれない。いずれにせよ、新陳代謝は必要だ。それがなければ、身体の健康も維持できなくなり、社会も目詰まりして淀んでしまう。働き手が減少し続ければ、年金や介護サービス、生活保護などの社会保障がどんどん削られることになり、身寄りのない一人暮らしの老人は生活に困窮し、孤独死も増える。原資を生み出す力が弱まり、「人の生存を保証する社会システム」が機能しなくなるからだ。今の「少子高齢化」はその前の段階だからまだましなのかもしれない。一方、結婚しない若者も増えている。理由はいろいろあるのだろうが、4人に1人の割合で「一人暮らし」を選ぶ人がいるというから、一つのトレンドになっている。とはいっても、目的や信念を持った独身族は少なく、大方は結婚したい気持ちはあるが、「きっかけがない」あるいは「経済的な理由」から今はとりあえず一人でいるといった人が多いという。「様子見族」というか社会の風潮に便乗した「赤信号、みんなで渡れば怖くない」といったたぐいの人たちだ。「一人がいい」という若者の言葉の裏には、選択肢や夢の少ない社会で生きなければならないことからくる、一種あきらめにも似た気持ちが隠されているように思える。とても前向きな言葉としては受け取れない。彼らは、父親世代のわれわれを見ながら「いい時代に生まれてうらやましい」と思っているかもしれない。私も娘(40代)から「私たちは自分たちの老後がどうなるかわからないのに、お父さん世代が年金をもらえるように働いているようなものなのよ」と冗談めかして言われることがあるが、それは事実なのだ。だから、80代の親が50代の子どもの生活を支える「8050(はちまる・ごうまる)」の問題が起きる。年金暮らしの親のほうが、それを支える現役の子どもよりも豊かだということから起きる現象だ。物事は順繰りがいいはずなのに、経済的理由で「親子関係」が逆転するとは、なんとも悲しい現実と言わざるを得ない。

生きる上で若者の選択肢が少ないのには理由がある。それは、自民党政権が代々支持基盤である高齢者層に対する政策に重きを置き、若者世代にはあまり目を向けてこなかったことがある。政府は今になって、「異次元の少子化」対策として子育て支援に力を入れているが、その政策に若者が結婚したくなるような、社会的環境の整備や経済的インセンティブが考慮されているとは思えない。票につながらないと思われているからかもしれない。そうであれば、自分達に目を向けさせるために若者たちは行動を起こさなければならない。政治に対して異議申し立てをして、自分たちの生活を豊かにする政策に誘導する必要がある。だが、若者はそれに気づいていないかのように、政治に無関心だ。どんな選挙でも若者の投票率は低い。裏金にうつつを抜かす政治家が支配する日本の現状を見れば、「投票する政治家がいない」などと馬鹿なことは言っていられないはずだ。若者が選挙で投票するようになれば、10年で政治は変わる。その10年の間には、参議院の選挙が3回、衆議院選挙も最低2回、合計5回はある。投票して、政権与党の支持率を引き下げるだけで、自民党は変わらざるを得なくなる、と私は信じている。今は利害が複雑に絡み合った社会である。国家予算の分捕り合戦の一面もある。自分たちのための予算を獲得しようと若者が意識すれば、投票は有効な手段になる。「若者よ、眠っている場合ではない、いまこそ目を覚ませ!」と檄を飛ばしたくなる。少し熱くなってしまったようなので、ここらでやめておくことにする。
(中楯健二さん、2024年4月13日)
――イーグルアフガン明徳カレッジの活動について、まさにわれわれが期待していること、突き詰めていえば、アフガン人が日本社会に溶け込んで生活していけるようアフガン人を促し日本人の側もそれを受け入れる努力をすること、に賛同するご指摘をいただきありがとうございます。また、若年層の選挙離れに関する懸念、共有いたします。ただ、野党の数々が今のままで有権者に投票だけを呼び掛けることは、多党化と国民の分断をますます助長し政治を混乱させ、結果、既存勢力の支配権が強まることにつながりかねないと思います。野党が、現在の自民党の腐敗に焦点を絞り、他の大事を脇においてでも「救国内閣」をつくるくらいの「野合」を国民に示せない限りこの国の政治は変わらないと思います。若者の政治離れを嘆くだけではなく、むしろ国の将来より自分たちの当選ばかりを考え就職活動をしているようにしか見えない野党政治屋たちのケツをたたくことの方が先ではないでしょうか。(野口)

20240410

  = 清末さんの「平和に生きる権利は国境を超える」読みました = 

素晴らしい本に出合った。清末愛砂「平和に生きる権利は国境を超える パレスチナとアフガニスタンにかかわって」(あけび書房)だ。
ガザ等の現地に入った医師と憲法学者だからこそ書ける本だと思う。
江東5 区マイナス地域防災を考える身には、平和的生存権が強く身に染みる。
書籍紹介を〝舟 は スローライフ・持続可能社会 の 先進役 お江戸舟遊び瓦版 1031号 2024年4月〟に載せました。お送りします。
(中瀬勝義さん、2024年4月10日)
――ガザで進行している事態は、今世紀最大の非人道的残虐行為だといえます。なぜこんな事態が起こるのか、そしてこのような事態ははどうすればなくすることができるのか。自分のこととして真剣に考える必要があります。その意味でこの書籍も、中瀬さんのようにそれを紹介する活動もともに大切だと思います。「お江戸船遊び瓦版」ココに収録しました。ありがとうございました。(野口)

20240406b

= 今回もプーチンの自作自演か? =

今回のモスクワのテロ事件はおかしなことが満載です。
①米国の警告を無視した。(かつてロシアもこの手の警告を米国にしている)
②テロが実行された会場内に一定数の警備に要員がいたが抵抗した様子はない。
③実行犯はイスラム教徒なのに生き延びて捕まっている。
実はプーチンの自作自演だという話もあるようですが、かつての大規模テロの時も、当時まだあったノーバヤ・ガゼータの女性の記者は、このテロはプーチンの自作自演だという情報をつかんで、記事にしようとした前日に殺害されたという話もあります。今回のテロも何の根拠もなくウクライナに責任をなすりつけるキャンペーンを大々的にしています。そのお陰で徴兵は順調だとか。
今回もプーチンの自作自演ではないかと思っているのですが。
(松本康男さん、2024年4月6日)
――まことにおかしなところばかりですね。そういえばクレムリンのドローンによる空爆事件はどうなったんでしょうか。自作自演ではないかもしれないけどワグネルのクーデタまがいとプリゴジンの死亡など疑惑だらけ。テロはとくに陰謀やでっち上げがしやすいですね。戦争拡大に結び付いたものでは柳条湖事件やトンキン湾事件をすぐ思い出します。テロの危険性はでっち上げに使われやすい点もありますね。いずれにせよテロ戦術は賢い戦術とはいいかねます。(野口)

20240409

「4.22 アースデイ」にソマイアさん、作品で参加 =

4月22日(月)アースデイの特別公演「ガザ・パレスチナへの詩と歌」(於大久保・ひかりのうま)に、ソマイア・ラミシュさんは、出演者の中でもひときわ言葉の力がこもり、読む者の心を動かさずにはおかない作品を送ってきて下さいました。ソマイアさんの英語の詩を私が日本語に訳したものを、桜井真樹子さんが代読します。高細玄一さんと岡和田晃さんと私はライブで自作を朗読します。ソマイアさんが日本に蒔いた種が芽吹いて花を咲かせます。

なお、この特別公演は書籍化が予定されており、私が「あとがき」を書きました。「詩の檻はない」の活動との精神的つながりと、このような詩的プロテストの意味を書きました。出版されましたら、また送らせていただきます。
(大田美和さん、2024年4月9日)
――お知らせ、ありがとうございます。アースデイの案内は伝言板にも載せてあります。ひとりでも多くの人に参加してほしいです。(野口)

20240406

= ロスの都ホテルに大谷選手登場! =

いつもアフガンニュースレターをお送り頂き、ありがとうございます。今回は91号、もうすぐ100号ですね。野口さん、本当にシコシコと頑張っていらっしゃるなーと、感じております。先だっての三軒茶屋やパソコンおばーちゃんの会や246コミュニティの名前なども懐かしいでした。金子さんと一緒に努力していらっしゃる在日アフガニスタンの女性のための日本語教室、更にはその子供さん達のための託児所など心温まる、素晴らしいボランティアだと思います。近くに住んでいれば、是非私も参加したい所です。

話は変りますが、ロサンゼルスは大谷選手や山本選手の話題で賑やかです。一昨日は大谷選手に待望の初ホームランが出ました。今日はシカゴでの試合で9対7で負けはしましたが、彼は二塁打とホームランでした。ロサンゼルスのリトルトーキョーに都ホテルがありますが、そのホテルの壁に大きな大谷選手の絵が描かれ、先週披露されました。
私のこちらでの長年の知り合いが同ホテルの支配人をやっており、彼が写した写真を送って来て呉れましたので、野口さんにもシェアーさせて頂きます。この絵はスマホにあるアプリを取り込み、スマホで観ると、静止画が動画に変わり、大谷選手が打っている姿が見えるそうです。またいつかロサンゼルスにも遊びに来て下さい。

(鶴亀彰さん、2024年4月6日)

――素晴らしい写真付きのメール、ありがとうございます。ロスと言えば、あの野茂選もドジャースにいたんですよね。のも選手の頃に比べると日本選手がアメリカでたくさん活躍するようになりましたね。野球のように日本人が世界のいろんな分野でもっともっと活躍してほしいものです。今年の10月27日には南カルフォルニア鹿児島県人会の創立125周年なんですね。記念祝賀会の事務局長をなさるとのこと、盛会を祈念します。(野口)

20240406a

「国際舞台駆けた外交官 山本忠通氏(東工大)」を読みました =

情報が多いので今回は、「国際舞台駆けた外交官 山本忠通氏(東工大)」のご活躍記事を4件ほど拝読いたしました。その理由は、イスラエルとパレスチナ、ウクライナとロシア戦争における核戦争の引き金リスクが高いからです。いまこそ外交努力が問われます。イランの報復宣言となるとさらに危機リスクが高まり、人類危機に発展します。バイデン大統領の政策宣言だけで、ロシアやイランに通じるか不明です。自民党の金権主義処分よりも、岸田首相は、外交に注力することが日本の優先順位でしょうね。
相変わらずアクティブ・シニアの卓越した能力を発揮され、人生に社会情報革命の先端技術を使い、社会課題の解決の糸口情報を提供するプラットフォームの役割にアチーバーとなっている。まさに私にはとても及びませんが、初歩から学ぶ教師です。
私が住む成瀬台は恩田川の桜名所が明日が満開です。大岡山でお逢いする4月16日13:00には花筏も終わりでしょう。来年には成瀬にします。
(小原重信さん、2024年4月6日)

――大岡山は桜の名所です。ことしも本館前の桜並木はみごとでした。ウエッブ・アフガンを使って私にできることは微々たることですが、誰もやらないよりはましだろうの精神で老骨に鞭打っております。今後ともよろしくご指導ください。(野口)

20240404

= 笛吹けど踊らず =

今、中国、韓国、日本で出生率の低下が深刻な社会問題になっている。最近発表された各国の政府統計がそれを表している。厚生労働省が2月27日に公表した人口動態統計によると、2023年に生まれた子どもの数(外国人を含む出生数)は、75万8631人で8年連続で減り、過去最少となった。婚姻数は48万9281組で、戦後初めて50万組を割った。出生数は前年に初めて80万人を下回ったが、減少スピードに拍車がかかっている。婚姻数が減っている背景には、コロナ禍の影響もあるが、それ以外に若者の結婚意欲が低下していることが大きい。日本総研の出生動向調査によると、独身の人(18~34歳)で「一生結婚するつもりはない」と答えたのは、男性で17.3%で、前回(2015年)から5.3ポイント増えた。女性は6.6ポイント増の14.6%だった。「結婚したら子どもはもつべきだ」と考える男性は55.0%、女性36.6%で、20~30ポイント程度減った結果になっている。調査の分析をした担当者は「結婚が幸福度を下げる、といった考え方があるのではないか」と話す。特に女性の間では「子どもを持つと収入や自分の自由な時間を失ってしまう」「結局は女性のみが子育て責任をとらないとならない」といった意見が強いという。日本の合計特殊出生率(一人の女性が生涯に産む子供の数)は2022年ベースで1.26だった。政府も「こども未来戦略」を閣議決定して、結婚・妊娠・出産・子育て・教育・仕事などの少子化対策に取り組んでいるが、結婚後の対策が主になっているため結婚前の若者の心を動かすまでに至っていない。若者がいま求めているのは、結婚後よりも、結婚したくなるような社会的環境の整備や経済的インセンティブではないかと考えられる。
韓国はどうだろうか。韓国統計庁が2月28日発表した韓国の2023年の合計特殊出生率は0.72 となった。前年の0.78 をさらに下回り、同様に少子化に直面する日本と比べても低い。世界的にも異例の「超少子化」が続き、「世界で最初に消滅する国」といった悲観論も聞かれる。少子化の背景には、様々な要因が指摘される。長時間労働などによる子育てと仕事の両立の難しさや、子育ての負担の女性への偏りなどは日本とも似通う。初婚年齢の平均は男女とも30歳を超えており、晩婚化が進んだことも一因だ。韓国では全人口のほぼ半数がソウル首都圏に暮らす一極集中が続いており、そのため住宅価格が高騰している。日本以上と言われる学歴社会と教育熱も、少子化を加速させる大きな要因だ。社会の「生きづらさ」や若い世代の将来不安などが子どもを持つことをためらわせる状況は、日本とも重なる。若い世代の価値観も変わりつつある。韓国統計庁が昨年8月に発表した調査によると、19~34歳で結婚に対し「肯定的」な認識を持つ割合は2022年時点で36.4%で、10年前の56.5 %から下がった。自らの意思で結婚しないことを選ぶ「非婚主義」という言葉も広がっている。韓国政府は、保育所を増やしたり、無償保育や育児休業制度を広げたりといった少子化対策を進めてきたが、結婚や出産に踏み切れない若者が増えているため、出生率の低下に歯止めをかけられない状況にある。
中国でも事情は日韓に似ている。中国の国家統計局は1月17日に、2023年末の人口は14億967万人で、前年末から208万人減ったと発表した。2023年の出生数は902万人で、前年から5.7%減り、7年連続の減少となった。直近のピークだった2016年に比べほぼ半減したことになる。合計特殊出生率は2022年で1.09と、日本の1.26を下回って、少子化が止まらず、2年連続の人口減となった。高齢化も進み、65歳以上は2億978万人と過去最多となり、人口比で約15%に上昇した。出生数が減っている要因は、子育てにお金がかかることだ。受験のための塾などの費用に加え、結婚する際に男性側の家族が家や車を用意する習慣などを大きな負担と感じる人が多いという。日本と同様に価値観が多様化し、女性の社会進出が進むのとあわせて、結婚する人が減っていることも影響している。政府は1979年から、将来の食糧難などを防ぐため「一人っ子政策」をとって子供の数を抑えた。その後、労働力人口の減少などが問題になり、2016年から2人目、2021年から3人目の出産を認めたが、逆に出生数は減り続けている。何とも皮肉な現象である。中国政府は人口の規模が国の経済力に直結するとみており、現状への危機感を強めている。これまで国民を容易にコントロールできると高をくくってきたが、ここにきて政府は思いのままにならないことにいら立ちを見せている。習近平国家主席は昨年10月に開かれた女性団体の総会で演説し、「若者の結婚や出産、家庭に対する考え方の指導を強化する」と述べたことからもうかがえる。しかし、このような上から押し付けるような発想で出生率が上がるとは考えられない。権力を使って産児制限はできても、こどもを産ませることはできない。はしなくも世間との「認識のズレ」の大きさを示す結果になってしまった。

こう見てくると、少子高齢化が日中韓各国にとっていかに深刻な問題かが分かる。出生率が下がれば、総人口に占める若い世代の割合が減少し、高齢化が進めば労働力不足や社会保障費の負担増といった弊害を伴う。そのため、各国政府は出生率を上げようと必死に取り組んでいるが、社会の変化に対策が追いつけないでいる。その背景には、「結婚して子どもを持つ」以外の選択肢を持ち始めた若者世代との意識のずれがある。これまでの政策に不満を持つ若者たちは、民主・共産の体制の違いはあっても、もう政府の思惑に振り回されたくないという気持ちでは一致している。彼らの声に耳を傾けてこなかった政府に対するしっぺ返しと取れないこともない。「沈黙は雄弁に勝る」というから、「無言の抵抗」ほど、為政者にとって不気味なものはない。「笛を吹けど踊らない」若者を前にして政府がいら立つのもうなずける気がする。
(中楯健二さん、2024年4月4日)

――子供を持つことが労働力の確保、老後の保障である旧来の家社会システムから、人の生存を社会的に保証する社会システムになり、子供を持たなくても生きて死んでいけるようになれば、結婚観も家族の在り方も根本的に変化するのは当たり前。出生率を云々するのでなく、どんなシステムでひとは生きそして死んでいくべきなのかを議論するのが正解と思いますがいかが?(野口)

20240403

= 戦闘機輸出と平和国家 =

自衛隊の次期戦闘機を第三国に輸出するんでしょう。

うーむ。閣議決定だね。

そんなんで平和国家といえるのかしら。

とても。とても。看板に偽りありだよ。

でしょう。虚偽広告よね。

だね。それよりもAIドローンが活躍する時代に有人戦闘機の開発に意味があるのか、ということじゃないか。よくわからないけど。

そっか。それと米国とは縁をきったということね。

よく墜ちるからじゃないか。

それに原因解明もできないのよね。それで再飛行なんだから。とても。とても。付き合っていられないわ。

衰退する帝国じゃないか。

そういうことね。

(ムソウ国師さん 2024年4月3日)

――旧植民地宗主国、帝国主義国は落ちそうで落ちない。新帝国主義もでてきて多極化世界になりつつあります。科学技術は独占できないし経済は一国だけでは成立しません。武力で平和を守ろうとしてもできる相談ではありません。戦国乱戦状態になったら、今度こそ人類は破滅です。ま、それが神の意思ならしょうもないことでしょうが・・・。神に頼らず人間の世界をつくりたいものです。(野口)

20240325a

  = アフガンの女性に贈ります = 

お元気ですか?
わたしは創作に打ち込むべく今は
家にこもっております。
まだまだ、雪深い今日この頃です。
中東に思いを寄せた絵を送ります。
あえて詩は入ってません。
見た方のご想像におまかせいたします。
それでは、ゆっくりニュースレター
読ませていただきます。

(日野あかねさん、2024年3月25日)

――美しい絵をありがとうございます。㋃13日にアフガン女性のための日本語学校が正式に開校します。始業式で彼女らに日野さんの絵のプリントをプレゼントします。きっと喜んでくれるでしょう。ありがとうございました。(野口)

20240325b

= 悪法が増えて無法の国になり(笑い茸 2024年3月号) =

アフガンの状況、パレスチナ、ウクライナ、みな繋がって見えてきます。
ことが起こるたびに、やれウクライナ、やれパレスチナ、やれニジェールの事を調べたりして不勉強を嘆いています。

相変わらずの煮ても焼いても食えないきのこですが送ります。
明日、経産省前で撒きます。

=====================
地震予知街の易者が笑ってる
食わされた絵に描いた餅能登の春
共生の未来を爆破シオニスト
粉々の瓦礫の中のぬいぐるみ
賃上げを国が労使にお願いし
生活に困るすそ野は無賃上げ
交付金播いて刈りとる自民票
子どもらへ国は無償の戦闘機
悪法が増えて無法の国になり
合体をすれば全権委任法
沖縄に来て報道の嘘を知り
うりずんの風を切り裂く爆撃機
ー-----------

<笑歌>
こまっちゃうナ

こまっちゃうナ 審査に合格し
どうしよう まだまだいけるかしら
うれしいような こわいような
ドキドキしちゃう 炉心なのよ
活断層ったら
何にも言わずに 笑ってばかり
こまっちゃうナ 審査に合格し

こまっちゃうナ 再稼働だなんて
悪いかなァ 廃炉になりたいの
うれしいような こわいような
お漏らししそう 海に空に
学者に聞いたら
どこでもみんな そうなんですって
こまっちゃうナ 再稼働だなんて

(間奏)

うれしいような こわいような
ドキドキしちゃう 炉心なのよ
活断層ったら
何にも言わずに 笑ってばかり
こまっちゃうナ 審査に合格し

(長島信也さん、2024年3月25日)

――倦まず、たゆまず、諦めず、コツコツやるのが肝心。笑いは頑張りのエネルギー。(野口)

20240323a

= 入管管理法の改正案は問題 =

3月15日政府は入管難民法等改正案を閣議決定した。
この中に永住許可を得た外国人が故意に税や社会保険料を納付しない場合に永住者の在留資格を取り消せる規定があり懸念が広がっている(3月20日朝日新聞)

入管難民法改正案第61条の2第1項及び第2項に規定する難民の認定を受けている場合;難民として認定された方の永住許可が取り消される可能性がある。
またこの改正法は、難民認定中でも一定の条件下で送還が可能となるものであり外国人の施設収容問題を解消することを目的としている。
詳細は法務省のウェブサイト確認する。

法改正に反対する識者などの見解
日弁連会長声明抜粋;日本の永住許可制度の運用は厳しく、原則10年以上の在留、安定した収入があること、税金や社会保険料の滞納がないことなどが厳格に審査されている。
このような厳しい審査を経て永住許可を受けた者について、失業などにより税金や社会保険料が支払えない、あるいは退去強制事由に該当しない程度の刑罰法令違反を行ったなどで、本人や家族の安定した在留基盤を奪う可能性のある規定には断固反対する。
日本を終の棲家とし、あるいはしようとする外国籍者に甚大な影響を与えるものである。

3月19日在日外国人らの記者会見
英国人アダムブラウン;外国人が常に家族崩壊や強制送還に怯えながら暮らす国を選ぶだろうか。
日系2世のブラジル人;来日から30年以上が経ち、日本で生まれ育った2人のこどもは日本を自分のふるさとと思っている、法改正は再考して欲しいと訴えた。
指宿昭一弁護士;急病や失業で税金を払えなくなったり、在留カードの携帯を忘れたりしただけで永住権を剥奪される事態が起きてはならない。などと指摘した。
政府は有識者会議でも全く検討されないまま、唐突に閣議決定している(日弁連)
難民の生活を側面支援するボランティアは政府の行動にも目を配る必要がある。
(BSさん、2024年3月25日)

――ウエッブ・アフガンでは、現地の政治・軍事・社会状況および「世界の平和、進歩、人権」を主テーマにしてきましたが、アフガン人をはじめ在日外国人問題、異文化共生の問題はそのなかでも、早急に取り組むべき喫緊の日本「先住民」であるわれわれの課題である、との認識で取り組んでいくべきだと認識を新たにしました。ご指摘、ありがとうございました。引き続き、フォロー・研究・投稿のほど、よろしくお願いいたします。(野口)

20240325

= 桜、昨日はこんなでした =

江東区に住んでいます。まだまだつぼみ
自転車エコライフ通信218号を送ります。
ここをクリック➡自転車エコライフ通信218号 24.3.24
(中瀬勝義さん、2024年2月25日)

――通信の写真拝見しました。まだまだつぼみばかりの江東区。寒そうですね。でも、中瀬さんがおっしゃる通り「財布・環境にやさしい自転車は持続可能社会の優等生」。それに走り回れば体も暖かくなり一石三鳥ですね。私も30日はヘルメット被って三浦半島をサイクリングしてきます。(野口)

20240323

  = 政党国家 = 

Political party の派閥の政治資金パーティーで裏金つくりね。パパ活かしら。

そりゃないだろう。まー。錬金術に精を出していたんだね。政策そっちのけで。

選挙区の土壌培養が大変みたいよ。再選のために。

うーむ。民主主義の費用なのかな❔

それもないでしょう。いずれにしても政党が国家を運営しているのよ。現代においては。

政党こそが現代の君主だね。グラムシだよ。

ああー。イタリア共産党創立者の一人ね。

そうそう。『獄中ノート』だね。そして政党が知識人を集約して知的道徳的ヘゲモニーを発揮しなさいと主張したんだよ。

日本の政党には無理❔

あの自民党ではね。だって過激ダンスショウじゃないか。

うーむ。天の岩戸ね。神の国かしら。

古事記だよ。

(ムソウ国師さん、2024年3月23日)

――確かにグラムシは高級すぎますね。過激ダンスショーを覗きに出てくるような神様じゃ情けない。”カミ”でなく天誅を加える”タミ”に出てきてほしい。(野口)

20240319

= 大学教授が言えば正しいの? =

今、「空から爆弾とパンが降ってきた」を読ませていただきました。
ヨルダンとUSAがパラシュートで食料を投下したと聞いても、ちっとも嬉しくないですね。
その前に救援物資を積んだトラックに群がった人々に発砲があって、多数の人が亡くなったというニュースをテレビで見ましたから。
ガザの今の状態は、地獄ですよね。 アメリカのイスラエル寄りの発言で結局は、イスラエルの横暴は見過ごされるのですから・・。トランプになったら もっと酷くなるのでしょうか?
しかし、私達の世代は、PLOに学生運動から流れて行った人がいて、重信房子さんの名前と共にインティファーダの映像もテレビでよく見ましたから、この問題の深さ(英国の2枚舌から)をある程度は私でも昔から知っているつもりですが、
FaceBook友達(FBF)の中の私よりももう5年~10年若い層になりますと、この問題の原因も経過もほとんどご存じなくて同志社大学の教授から授業で教えてもらったと。それがその教授がどのような思想でおっしゃっているのか分かりませんが、その教授曰く「この問題はシオニズムで帰郷したユダヤ人(イスラエル側)に正があって、あのイスラエルの土地はユダヤ人のものなんだよ」と講義でおっしゃっていたとか・・。だから、私がそれはあまりに一方的な解釈で、入植のやり方はイスラエル側に非があるわよ、なんて私は言ったのですが、そのFBFには、「貴女ね~同志社の教授が教えてくれたことなのよ」と、全く一主婦の私の言い分は相手にされませんでした。
日本人の認識って、この程度の人が多いような気がしますが、 これをパレスチナ人が聞いたら さぞかし悲しむことだろうと思いました。
野口さん、私の認識がもう古いですか? 裏には、別な中東の国々の陰謀が渦巻いていて、別な解釈があり得るのでしょうか? 日本だけでなく、プーチンも再選されてアメリカもトランプが出てきそうだし、世界的にお先真っ暗な気がしてきます。
春だからと、浮かれてばかりもいられませんね。 少しセンチになってしまいました。ごめんなさい。
(IMさん、2024年3月19日)

――福島の原発事故、コロナ禍の過程でとうとうと正反対の論を述べたてあう大学教授や専門家の姿をいやというほど見たはずなのに、まだ「大学教授」というだけでその言説を信じてしまう人がいるんですね。自分で調べて考え、他人と議論して結論を出す燃てことは「普通の人」はしないんですね。そんな人には別の大学教授や専門家の意見を紹介してあげたらどうでしょうか。たとえばこのページの早稲田大学教授の先生の講義を聴いてもらいましょう。(野口)

20240317

= 昨年度活動レポート、できました。新しい作品も続々届いています!(【EJAAD通信】2024.3.17) =

ラマダン・ムバーラク!(ラマダン期間中の挨拶)
アフガニスタンでは3月10日からイスラムのラマダン(断食月)に入りました。断食は飲食物の摂取量を減らすことが目的ではなく、イスラム教徒に課せられる宗教的な試練とのことです。ラマダン中は夜食が盛大になり、通常より食糧品の売れ行きが良くなるといわれていますが、アフガニスタンでは経済崩壊や自然災害により、今年はさらに深刻な食料不足に陥っています。EJAADメンバーの家族でも刺繍の製作代が一家の唯一の
収入源となっている家庭が増えてきているとのことです。(涙)
ラマダンに入る前に2月までの刺繍の製作代を先払いしました。家族そろって穏やかなラマダンを過ごせていることを願いたいと思います。

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2023年の活動報告書(英語版)が発行されました
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アフガニスタンはじめ各国のEJAADボードメンバー(運営委員)が共同編集して報告書が完成しました。24ページの大作です。すべて英語ですが、写真も沢山入っていますので、ぜひご覧ください。
現地情勢の悪化にともない、この1年で人道支援活動の比重が高まってきました。

https://ejaadafghanistan.weebly.com/uploads/1/3/6/7/136733014/ejaad_annual_report_2023.pdf

私が主に担当している豊中を拠点とする活動の報告は10、11ページに掲載しています。
この報告書の日本語版を作る作業を今からスタートします。翻訳作業をお手伝いいただける方がいらっしゃいましたらお申し出ください。ご協力いただければとても助かります!(Canvaでのオンライン共同編集となります)

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刺繍作品が次々と届いています
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この1月、2月、3月と毎月カブールから刺繍作品の詰まった荷物が大阪に届きました。その様子をブログにてレポートしていますのでご覧ください。
https://ejaad.jimdofree.com/blog-%E3%83%96%E3%83%AD%E3%82%B0/
基本的にはこちらからの発注に基づいて製作することになっているのですが、このところ注文以外の作品が沢山含まれてきます。人数も徐々に増えて、現在43人の女性が製作中。少しでも収入がほしいという願いからでしょうか。現地の経済状況を反映しているのかもしれませんね。
3月に入ってからも260点が届き、現在その整理に追われています。アフガニスタンとの物流がストップしたままの中国にも転送し、北京の学校でも展示販売の予定です。
作品を一つずつチェックして値段を付け、売上をそれぞれ作った女性に支払うのはなかなか大変な作業ですが、現地リーダーのヘナさんやアブドゥルさんたちと協力して進めています。
4月以降のイベントや展示販売の予定は決まり次第お知らせします。
季節の変わり目のこの時期、皆さまもご体調に気をつけてお過ごしください。
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
Tsutsui Yuriko
yuriko99@nifty.com
Tel. 090-8216-7705
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
(EJAAD JAPAN 筒井百合子さん、2024年3月17日)

―ラマダンは平常であれば宗教行事であるとともに新年を迎える楽しい行事でもあるのですね。でも、食料に事欠き、自然災害も厳しい現状では苦行なのではないでしょうか。活動報告書(英語版)を拝見しました。厳しいアフガニスタンの現地で、女性や少女たちが刺繍をし、ミシン掛けをし、コンピュータやその他それぞれの勉強をしている姿に感動しました。日本だけでなくアメリカや中国でもEJAADの活動がなされ、国際的な支援・連携活動として運動が展開されていることをしり、胸が熱くなりました。ぜひ報告書の抜粋でも早く紹介していただきたいと思います。頑張ってください。(野口)

20240323a

= ダブルスタンダード =

2月24日でロシアのウクライナ侵攻からまる2年が経つ。しかし、戦いの終結のめどはいまだに見えない。パレスチナではイスラエルによるガザへの攻撃が激しさを増している。この二つの戦争に米国は軍事支援の形で関与している。米国は、ロシアのウクライナ侵攻を「人道に対する罪」だと糾弾し、ウクライナへの支援に力を入れてきた。ところが、ここにきて米国内の政治的混乱が原因で支援に遅れが目立つようになった。そのため、昨年6月からウクライナが進めてきた反転攻勢に思ったような成果が見られず、最近では弾薬不足などから戦況はロシアに有利に動き始めた。また最近、世界の注目がロシアからガザに移り、プーチン氏に味方しているように見える。その影響の現れが、ウクライナ軍の東部ドネツク州アウジーイウカからの撤退である。アウジーイウカは、ウクライナ侵攻後にロシア軍に制圧されたが、半年後の2022年9月にウクライナが奪還するなど、激戦が繰り広げられてきた要衝の地である。それだけにそこからの撤退はウクライナが劣勢に立たされたことを意味する。ゼレンスキー大統領も2月19日の演説で「ロシアは欧米のウクライナへの支援の遅れに便乗している」とし、撤退の背景には西側からの砲弾や防空システムの支援の遅れがあることを認めた。2月に解任された軍トップのザルジニー前司令官は昨年11月、英誌エコノミストへの投稿で、ロシアとの戦いは「互いに動かず消耗するまで戦う、第1次大戦のような『陣地戦』に陥った」と指摘し、「体力」に勝るロシアが有利だと語っている。米CNNテレビは3月11日、北大西洋条約機構(NATO)の分析として、欧米のウクライナ向け砲弾の生産が年間約120万発にとどまっているのに対し、ロシアの砲弾生産能力が欧米の3倍近い約300万発に達している可能性があると報じた。NATO 高官は「われわれは砲弾の生産競争に直面している。ロシアの生産面での増強が、戦場での優位性をもたらしている」と危機感を募らせている。ウクライナ支援の遅れは米国の政治的混乱が大きく影響している。バイデン大統領は、ウクライナに対する支援として、614億ドル(9兆円)規模の追加予算を議会に要求しているが、共和党は「それより不法移民対策の方が優先だ」として、追加予算の承認を先延ばししている。「国境の壁」を建設したトランプ氏の政権復帰の可能性が高まっているのを背景に、駆け込みの不法移民が急増し、去年9月までの1年間で250万人と過去最多を記録した。米国はウクライナに最大の支援をしてきたが、選挙が近づくにつれて、両党の政治的なかけ引きが激しくなり、支援の停滞は、さらに長引く可能性もある。

ウクライナへの支援が滞る一方で、パレスチナにおける米国のイスラエル寄りの姿勢はとどまるところを知らない。アメリカはなぜ、一方的にイスラエルの肩を持つのか不思議に思えるが、それにはそれなりの背景がある。20世紀に入って、ヨーロッパで迫害されていた多くのユダヤ人がアメリカに移り住んだ。アメリカの全人口約3億人に占めるユダヤ系は約500万人に過ぎないが、ユダヤ人は教育熱心なところから、政財界や学会など様々な分野で影響力を持つ有力者を多く輩出してきた。さらにアメリカには、政界にイスラエルの利益を反映させるように働きかける大きなユダヤ系のロビー団体がある。それを敵に回すと「大統領選挙には勝てない」と言われるほどの影響力をもっている。 そのため、大統領選挙では民主党も共和党も選挙資金の支援を得るため、ユダヤ系ロビーには気を使わざるを得なくなっている。また、それとは別に影響力を持っているのが、キリスト教の福音派と言われる人たちだ。その福音派は「ユダヤ人国家イスラエルは神の意志で建国された」としてイスラエルへの支援を信仰の柱に据えている。アメリカ全人口の4分の1近くを占める福音派は、共和党の支持基盤となっている。彼らはユダヤ系ロビーとは違う論理で、イスラエルを擁護すべきだと声を上げている。こうした背景もあって、アメリカは中東戦争以来、イスラエルに巨額の軍事援助を続けている。イスラエルの立場や治安を守り、国家として存続できるようにする、というのが民主党政権・共和党政権を問わず、共通した考え方である。そのため、米国政府はイスラエルが主張する「自己防衛論」を擁護し、全面的にガザへの攻撃に与(くみ)している。こうした背景を知れば、なぜイスラエルが米国に強い態度に出られるかがわかる。逆の見方をすれば、それがイスラエルに対する米国の態度が及び腰に見える理由になっている。また、ロシアのウクライナ攻撃を「人道に対する罪」だと非難する一方で、イスラエルのガザへの無差別攻撃には口を濁すという、米国のダブルスタンダードの原因にもなっている。矛盾をはらみ、ご都合主義のダブルスタンダードは自国の威信に傷をつけ、己の顔に泥を塗る行為であるが、それに気づきながらも、やらざるを得ないところに米国の弱味がある。米国はこれまでたびたび、国連の「ガザ停戦決議案」に拒否権を行使して廃案にしている。イスラエルの意向に引きずられた結果である。なんとも歯がゆい。今こそ積極的にイスラエルの行動に歯止めをかける行動に出ることこそが米国の採るべき選択であり、ひいてはイスラエルの国際社会における汚名をそそぐ助けになると、私は確信する次第である。

(中楯健二さん、2024年3月23日)

――中楯さんの結論=文末の3行に完全に賛同いたします。ただ、世の中には、民主主義の根本原理のひとつに「ディベートによって正論が導かれる」という「信仰」があるように思えます。それによって「民の声多数決」=「最大多数の最大幸福」の原理が実現されるという、これまた「信仰」があります。これがバイデンのダブルスタンダードの根拠となっているように感じます。プーチンとネタニヤフの手をしばるシングルスタンダードになればいいのですが、もし、プーチンやネタニヤフを支持するトランプが勝って「シングルスタンダード」が実現すればそれはそれで大変なことになります。「民主主義」の虚妄を感じますが間違っているでしょうか。(野口)

20240314

= 日本語をアプリで学ぶウクライナ難民 =

<視点:092>は冒頭にロシアの銃弾に片足を失った義足のランナー。不屈の精神で東京マラソンを走る、武力に武力では何も解決しない。
この紙面は共感する読者が多いのでは。
都内の教育系ITベンチャーに「ものぐさ」という会社がある。
学習アプリを提供する会社だが、ここにウクライナから単身来日(ロシア軍侵攻後だが避難民扱いかは不明)したマクシム・ハイチェンコさん19歳が採用された。
キーウの大学でサイバーセキュリティを学んでいたこととアニメ好きで独学した日本語を買われた。現在現在ウクライナ人向けの学習アプリ開発に取り組んでいる。ウクライナから避難した人を支援するプロジェクトを任されている、現在登録者は300人を超え日本語能力試験の合格者が17名出た。言葉の壁に苦しむ人を支える力になっているようだ。
手がけるアプリは様々な言語に応用可能だという。チェックして下さい。
(BSさん、2024年3月14日)

―貴重な情報をおしえていただき、感謝します。全世界どこでも特別優遇されているウクライナ難民。といっても苦労していることには変わりない。その苦境を自分たちの努力で克服しようとする人がいればそれをビジネスの側から支援する人がいる。素晴らしいことです。アフガンやクルドやロヒンギャやその他アフリカなどからの難民にもウクライナ難民と同じ様な支援の手を伸ばしてほしいものです。千葉でおこなっているアフガン女性のための日本語学校ではNHKが開発したペルシャ語話者のための日本語学習アプリの利用を始めました。その学習の模様を金子明編集主幹の「つぶやき」で紹介しました。ぜひお読みください。(野口)

20240313

= 全国民の代表 =

こちらは国会議員のことね。憲法43条。

そっか。「全国民の代表」と「公益の代表」のガチンコだったのか。裏金事件捜査は。

そうさ。議員さんを落とすと出世コースよ。トップもねらえるんじゃないの。

いたな。でも賭け麻雀がばれちゃってオジャンになったのか。

アベとつるんでいたのよね。だから今回は検察も躍起になったんでしょう。

それにしては情けない結果だね。

やはり政治の力でしょう。

そっか。全国民の代表なんだね。

でも「選挙区で選挙される」のになぜ「全国民」の代表になるのかしら。

欺瞞だよ。イデオロギーね。議会制の。

ああー。シェイエスかしら。

うん。バークだろう。確かブリストル演説じゃないか。

そっか。イギリスの議会制の確立ね。

そうそう。

(ムソウ国師さん、2024年3月13日)

―血を流して勝ち取った民主制なのに愚民政治。愚民による、愚民のための、愚民による民主政治、万歳! 仁政を敷いてくれる王様がよっぽどましだって思う人が増えてくるんじゃない? 亡国の主権者談。(野口)

20240312

  = 疑わしきは疑う = 

ロシアの反政府活動家のアレクセイ・ナワリヌイ氏(47)が刑務所で亡くなったと、ロシア政府当局が2月16日、明らかにした。死因は「散歩後に気分が悪くなり、意識を失った。必要な措置を施したが、救急医が死亡を確認した」としているが、これをそのまま信じる人はほとんどいない。彼の死にはプーチン氏が関与していると思われているからだ。ナワリヌイ氏はプーチン氏にとって長い間危険で目障りな存在だったから、疑われて当然だと言える。妻のユリアさんと母親のリュドミラさんは「夫と息子はプーチンに殺された」と口を揃えて非難し、遺体の引き渡しを求めた。しかし、ロシア当局は「調査中」として家族への遺体引き渡しには応じなかった。そのため、ロシアでは約6万8千人が遺体の引き渡しを求める要求書を当局に送った。ナワリヌイ氏は「プーチンなきロシア」を掲げ、3月に行われる予定の大統領選でプーチン氏以外の候補者に投票するよう呼びかけていた。彼はプーチン政権批判の急先鋒で、2020年に毒殺未遂事件で一時意識不明になったことで世界的に知られるようになった。その後、ドイツで治療を受け帰国した際に拘束され、モスクワ近くの刑務所に収監されていたが、昨年12月により厳しい環境の北極圏にあるヤマロ・ネネツ自治管区の刑務所に移されていた。ナワリヌイ氏の動向が社会に伝わるのを防ぐのが狙いだと言われている。彼の葬儀は3月1日夜、モスクワ市内の教会で行われた。
ナワリヌイ氏の死を受けて、米国のバイデン大統領を始め、英国、フランス、ドイツ、カナダ、などの欧米各国の首脳や国連、NATO、EUなどの国際機関の代表が相次いでコメントを発表し、ことごとくナワリヌイ氏の死を悼み「彼の死はプーチンに責任がある」と非難した。一つの出来事で、全員が一人の人物へ非難を集中させるのは極めて異例と言える。一方、一般市民の間でもナワリヌイ氏を追悼する輪がロシア全土に広がり、56の主要都市に及んだという。人々は街の中にあるソ連時代の政治弾圧の犠牲者にささげられた記念碑に献花を始めた。それは、ナワリヌイ氏がプーチン政権の政治弾圧によって殺されたのだという、市民たちの政権に対する強い意思表示と言える。この市民の動きにプーチン政権は神経をとがらせ、ロシア全土に大規模な治安部隊を動員し、献花する人びとを威圧し、時には一部の市民を拘束したり、あるいは記念碑の周囲を規制して、どうにかこの流れを止めようとした。しかし、献花に訪れる人の波はやまなかった。ロシアの人権団体は、この期間中に400人以上が拘束されたと発表した。ナワリヌイ氏の支持者の間では、南アフリカのアパルトヘイト(人種隔離)と闘い27年間の獄中生活を経て大統領に就任した故マンデラ氏のように、ナワリヌイ氏が「獄中から勝者として凱旋する」ことへの期待があった。しかし、同氏の死去でプーチン体制が最も恐れていたこのシナリオは実現不可能になってしまった。

プーチン大統領が政権を握った後に暗殺疑惑が指摘される事件は数多くある。2006年にロシア連邦保安庁(FSB)職員だったアレクサンドル・リトビネンコ氏がFSBの不正を暴露する会見を行った後に、ロンドン市内のホテルでかつての同僚が出した紅茶を飲んで突然死亡した。同年、ロシア軍によるチェチェン虐殺を批判したジャーナリストのアンナ・ポリトコフスカヤ氏が自宅アパートのエレベーター内で射殺され遺体で発見された。また、ロシアのエネルギー財閥トップだったボリス・ベレゾフスキー氏は2013年にロンドン市内の浴室で首をつった状態で発見された。一時はプーチン大統領を支援したが、2000年にプーチン大統領が権力を握ってから関係が悪化し英国に逃れていた。遺体の首には「自殺」ではなく「窒息」の痕跡が残っていたという。2018年には、ロシアの元スパイのセルゲイ・スクリパリ氏が英南部で、娘とともに神経剤「ノビチョク」を打たれ死亡した。英国はロシア軍参謀本部情報総局(GRU)の将校による犯行だと断定した。2022年9月には、戦争に批判的だった民間石油会社ルクオイルのラビル・マガノフ会長がモスクワ市内にある病院の窓から転落死した。さらに米CNNは、ロシアによるウクライナ侵攻が始まった2022年2月以降、不可解な形で死亡した人物はこれまでに50人以上に及ぶと報じている。その原因は、プーチン政権との軋轢によるものとみている。話半分としても、これはまさに「悪逆非道」と言うほかない。私は文章を書くときに決めていることがある。それは、人を一方的に非難してはならないということだ。しかし、プーチン氏を始め習近平氏や金正恩氏などの強権国家の独裁者に触れる時には、どうしてもその「掟」を破ってしまう。さらに、もう一人加えなければならない人物がいる。それは、ガザを無差別に攻撃するイスラエルのネタニヤフ首相だ。彼らに共通するのは、人倫に反する行為をしても恥じないことだ。
中でも最も不可解なのは、昨年8月に起きたロシアの民間軍事会社ワグネルの創設者・プリゴジン氏の飛行機墜落死だ。事故は、自家用ジェット機で移動中にモスクワ近郊で起きた。事故死の2か月前の6月に、彼は、ロシア軍への反乱を宣言してモスクワまで200キロ近くまで進軍したが、ベラルーシのルカシェンコ大統領に説得されて中止を余儀なくされた。反乱の背景には軍部に対する強い不満があり、彼は軍幹部の解任をプーチン氏に訴えていたが叶わなかった。プリゴジン氏は、実業家時代から続くプーチン氏との長い関係から、彼の番犬と呼ばれていた。彼はどんな汚い仕事も厭わず行うため、プーチン氏から重宝がられていた。例えば、インターネット上の情報を攪乱する情報戦部隊も設立し、2016年の米大統領選挙では、ロシアびいきのトランプ氏を勝たせるために、偽情報をネット上に拡散した。また、ロシア軍のスパイ組織と連携し、ロシアが軍事介入するシリアやアフリカに傭兵部隊を派遣しロシアの隠れ蓑になっていた。そんな彼も、反乱事件を起こしたことでプーチン氏の逆鱗にふれ、「粛清」されたと広く信じられている。実際、「防空ミサイル2発で撃墜された」「機内に仕掛けられた爆弾が爆発した」などのうわさが飛び交っている。こうした毒殺や暗殺が疑われる事件が起きる背景には、国内からの批判を恐れる政権の体質が指摘されている。プーチン氏は就任当初から高い支持率が続き、それを利用して自らに権力を集中させてきた。彼は政権内に反対意見が広がって立場が危なくなったり、社会で政権への反対運動が広がったりするのを非常に恐れてきた。そのため、はっきり暗殺だと分からなくても、不審死が続くだけで、政権に反対する人に恐怖を与える効果を狙っているとされる。
民主主義国家では「疑わしきは罰せず」が当然視されるが、裁判も情報も公開されない独裁国家には、全てに不透明感が付きまとう。真実は「闇の中」だから、全てを疑ってかからなければならない。権力者は自分に都合のいいことしか言わないから信じるわけにはいかない。そうなると「疑わしきは疑う」という袋小路に入ってしまう。専制国家の権力者は、人を信じられず寝首を掻かれることを極端に恐れる。民主主義国家のように政争に敗れても在野にとどまり、再起を図るなどと悠長に構えていることなど許されない。「殺〈や〉るか、殺(や)られるか」の世界に住んでいるから、政敵を粛清しなければ安心して眠れないのだ。これが「疑わしき」を「疑った」結果における私の結論だ。法律用語に「状況証拠」という言葉がある。直接の証拠はないが、合理的に考えてそれ以外に考えられない状況を証拠とみなすことを言う。ナワリヌイ氏の死がそれに当たると私は確信している。
(中楯健二さん、2024年3月12日)

――使い古されていますが「茶番劇」という言葉があります。ロシアの大統領選挙などその最たるものですが背後にあまりにも多くの不審死があります。まるで中国の古代史をみているようです。あの頃は「刺客」といって公然たる政策・軍略のひとつでしたが、それがいまも生きているとは! でも、日本の衆院選でもそんなことがありましたか。いずれにせよ、茶番で政敵だけでなく、ウクライナで進行中のように、何千何万何十万人もが死の苦しみに落とし込められている現実はたまりません。(野口)

20240304

= 古くて新しい問題 =

1年ほど前から北朝鮮の金正恩総書記のキム・ジュエと呼ばれる娘さんがよくテレビに映し出されるようになった。彼の後継者になるのではないかと、韓国ではしきりに噂されている。そうなると、権力が祖父、父、当人、娘と4代続いて世襲されることになる。一方、韓国では逆に、2020年、最大財閥であるサムソン電子の副会長(現会長)・李在鎔(イ・ジェヨン)氏が経営権を子どもには継承させないと言明した。その背景には、サムソンの企業統治をめぐる問題が裁判になったことが影響している。最近、私はアフガニスタンにも世襲制の王制が1926~1973年まで存在し、日本の皇室とも親交があったということを知った。実際、1969年に国王と王妃が来日し、2年後の1971年には皇太子夫婦(現上皇夫婦)がアフガニスタンを訪れている。紛争の続く国にそんなに穏やかな時期があったことを知る日本人はあまりいないのではないか。そんなことで、世襲という古くて新しい問題に興味がわいたので、今回はそれを取り上げることにする。日本は政界や民間を問わず、世界に冠たる「世襲王国」として知られている。最近、野田元総理が「世襲は諸悪の根源だ」と発言したことが話題になった。野田氏は、岸田文雄首相と安倍晋三元首相とは初当選の同期だという。ちなみに、岸田、安倍の両氏は共に3世である。野田氏はそのこのことに触れ、「岸田さんは、小、中、高、大学と全部東京。選挙区の広島に学友がいるわけではない。安倍さんもずっと東京の成蹊育ちで、選挙区の山口には幼馴染はいない。選挙区から遠い東京で暮らしていて、地方の声など政治に反映できるわけがない。世襲は諸悪の根源だと言わざるを得ない」と批判した。野田氏は、たたき上げの政治家である。毎週月曜から金曜まで朝2~3時間、地元の船橋の駅で辻たちをしているという。それも27歳のときから38年間続けているというから政治に対する姿勢が二人とは全く違う。時事通信が2021年10月に行った調査では、衆議院は131人が世襲議員で、全体の12.5%を占める。政党別では、自民党が29.5%(99人)、次いで立憲民主党の10.4%(25人)。公明党、日本維新の会、国民民主党の世襲議員はいずれも1人となっている。岸田政権の現閣僚には世襲議員が河野太郎氏を含め5人いる。また、平成以降の内閣総理大臣は7割が世襲だ。例えば、安倍氏は祖父に岸信介元首相、父に安倍晋太郎元外相を持ち、「銀のスプーンをくわえて生まれてきた」と言われている。佐藤栄作元首相は大叔父に当たる。その他にも、5年間政権を担った小泉純一郎氏や福田康夫、麻生太郎の各氏が父親と同じ選挙区を引き継いでいる。その麻生副総裁は、最近、上川陽子外相を「そんなに美しい方とは言えないが、俺たちから見ても、このおばさんはやるねと思った」と発言して批判された。彼の失言癖は有名なのであまり驚かないが、それにしても、こんなことでしか話題にならないような人物が、日本の首相にもなれるというところに世襲制の最大のデメリットがあると言えるのではないだろうか。

こうした弊害を問題にして、立憲民主党は昨年10月に「世襲抑制法案」を国会に提出した。それは、国会議員が引退したり死亡した際に、政治団体や政治資金を親族に引き継ぐことを禁止するものである。同党の岡田克也幹事長は、提案理由として「世襲議員の存在が、日本の民主主義を弱くし、多様な経歴を持つ人材を国会に送る道を狭めている」とし、「世襲議員が親から引き継いだものをそのまま政治資金に使うのはフェアではない。規制すべきだ」と述べた。それ以外にも世襲制にはいろいろ問題がある。政治家の地位が世襲されると、血が入れ替わらず、政治がその家系の「家業」となり、「権力」「人間関係」「利害関係」などが全て引き継がれることになる。これにより「権力の私物化」が起き、政治の「腐敗」を招くことになる。また、本来断ち切るべき「望ましくない関係」も一緒に引き継がれる。それが発端となったのが安倍氏の銃撃事件である。祖父から父、そして息子へと受け継がれた旧統一教会との癒着関係が、この事件の引き金になったことは、我々の知るところである。さらに、小選挙区になってからは現職優先の傾向が強まり、「地盤・看板・かばん」を引き継ぐ世襲議員以外の新人が党の公認を得ることはほとんど不可能になってしまった。その結果、世襲議員は、与野党を問わず選挙にきわめて強い。日本経済新聞の調査で、小選挙区制が導入された1996年10月から、2021年10月までの8回の衆院選の候補者、延べ8803人のうち、世襲候補の勝率は80%に達していたことが分かった。海外では、政治家の世襲はあまり見られない。ただ、権力維持を最大限延ばそうと憲法改正までしたロシアのプーチン氏と中国の習近平氏は、一代限りとはいえ一人で権力を我がものにしていることを考えると「世襲」に等しいと言えるかもしれない

世襲制は日本の伝統文化にも見られる。華道、書道、茶道、歌舞伎、能、文楽などはすべからく家元という世襲制によって支えられてきた。また、商業分野でも世襲制は一般化している。東京商工リサーチが2022年12月に行った調査で、日本には創業100年以上の企業が4万999社、200年以上が869社、300年以上が623社、400年以上が247社、500年以上が228社あることが分かった。これだけの長寿企業が存在するのは日本以外にはない。その90%以上が創業者の家系による同族経営であるという。その中でも最も古いのは西暦578年に設立された寺社仏閣建築の金剛組という会社である。創業してから今年で1446年、聖徳太子がいた飛鳥時代から気の遠くなるような長い年月を生き続けてきた。推定樹齢7200年の「縄文杉」には足元にも及ばないが、西暦610年にムハンマドが開いたイスラム教より古いことになる。創業時の歴代社長が歴史上の人物と同じ空気を吸っていたことに、金剛組の社員は気宇壮大な歴史ロマンを感じているに違いない。いま、会社の寿命が平均「30年」と言われる時代に、これだけ数多くの長寿企業が存続しているのは奇跡に近いと言える。長寿の背景には、長男一人が一家の財産の全てを引き継ぐという家督制度があることや、長期に亘る海外からの侵略や内戦がなかったこと、日本人の勤勉さやねばり強さ、時代の変化に対応する柔軟性、などの特性が影響していると考えられる。これは日本の歴史と文化を凝縮した数字である。世界に誇ってしかるべきことだ。そんなことで、日本人が大学を出ても小さな染物屋や和菓子屋などの家業を継ぐことに中国人や韓国人は驚く。大学を出たら、官庁や大企業を目指すのが彼らの国では普通だから、驚くのも当然かもしれない。これには、一つのことを伝承することに価値を見出す日本人の特性が表れている。世襲制度の最たるものは天皇制と言える。南北朝時代に60年にわたる皇室の正統性を巡る争いがあったものの、天皇制は2000年以上にわたって連綿と続いてきた。戦後は象徴天皇となったが、いまだに男系を中心に継承されている。ところが今、皇室は危機に直面している。若き継承者は秋篠宮悠仁(ひさひと)親王しかいないのだ。もし彼に何かあったり、結婚しなかったり、子供がいなかったり、子供ができても男子でなかったら、天皇制は絶えてしまう。愛子内親王には今の法律(皇室典範)では継承権が認められていないからだ。
こう見てくると、世襲制にはメリットとデメリットがある。そのデメリットの最たるものが政治分野であると言っても過言でない。国民の生命と財産に直接かかわる政治の世界では、絶えず多様な価値観をすくい上げる新しい血(人材)が必要である。その意味で、新陳代謝を妨げるような、政治の私物化は許されない。それが続けば、政治は劣化してしまう。実際、今回の裏金問題で政治の劣化が著しく進んでいることを我々は目にしている。「易きに流れる」は世の常である。それだけに、政治の在り方には絶えず注意を払い、監視していかなければならない。ともあれ、世襲議員が安閑としていられない政治環境を整えることが、喫緊(きっきん)の課題と言える。

(中楯健二さん、2024年3月4日)

――「世襲議員が安閑としていられない政治環境を整えることが、喫緊(きっきん)の課題」という結論に賛成です。その結論は世襲のメリット、デメリット論議から引き出されるのでなく、民主主義の原則というか理想である「機会均等」論から推し進めてほしいです。封建制から民主主義に移行する際、「平等」が重要な観点でした。「世襲」は身分制や階級制の固定化であり、廃止すべきものとされました。「世襲」のメリットを論じるのでなく「平等」ないし「権利の平等」の観点からの論を強化していただきたいです。(野口)

20240302

= 公益の代表者 =

これって検察官のことでしょう。なんだか笑っちゃうわ。

うっ!チョット待ってね。エート〜〜〜検察庁法の〜〜四条か。そうだね。

でしょう。だって裏金議員捜査で明々じゃない。アベ派潰しよ。

そうだね。政界の黒幕の意向を忖度してね。情けない!

鳴物入りだったけど大物は取逃し、小物三人だけ。

強きを助け弱きを挫くのよね。この国の権力は。

困ったもんだ。人物がいないんだろうね。

法曹界も人材不足ね。ロースクールも失敗だったみたいよ。

そうなんだ。

(ムソウ国師さん、2024年3月2日)

――民主主義って、選挙や多数決や三権分立だけじゃないんですよね。さまざまな自由や平等や人権の保護など、思想や哲学の集大成ですよね。そして日々それらを守り抜く努力。それらが要らないんだったら、そして特に前例主義で行くんだったらAIに任せるのが最善。コンピュータならえこひいきや私欲が入り込む余地がないし〝公益〟をまもれるのでは?(野口)

20240301

= 川口・蕨市 クルド問題の真実 =

<視点:089>〝ワラビスタン〟から見えるもの」を拝読しました。在日クルド人の努力や市民の側からの連帯活動の存在と重要性を指摘されたことに感謝します。その動きをもっと詳しく紹介する記事がありますのでご紹介いたします。

在日外国人と日本社会の共生努力を後退させる右派の差別扇動
https://www.newsweekjapan.jp/fujisaki/2024/02/post-65_1.php

また、在日クルド人文化協会という組織があり、日本人との共生をもとめて活動しています。Facebookでその活動が紹介されていますが、批判の書き込みも削除せず載せています。在日クルド人の人びとも努力していることがわかります。知ってほしいです。

一般社団法人 日本クルド文化協会
https://www.facebook.com/nihonkurdish/?locale=ja_JP

(匿名さん、2024年3月1日)

――貴重な情報、ありがとうございます。日本社会で生きていくための在日外国人の努力を一般の方々にも知ってもらいたいと思います。好むと好まざるとを問わず、江戸時代に戻らない限り日本に外国人がやってき、また、日本人が外に出ていくのは必然の時代になっています。在日外国人との共存、異文化共生にむけて本サイトでも微力を尽くしたいと思います。今後とも情報提供、よろしくお願いいたします。(野口)

20240227

  = 笑い茸・川柳:2024年2月 = 

ジェノサイド天井のない墓地に変え
アメリカの拒否権が盾ジェノサイド
軍需から復興特需 支援かえ
手も口も腹も残してしっぽ切り
目配りのよくできている法の穴
裏金に見えた素顔の愛国者
法服も汚し三権ワンチーム
揺れるたび原発耐震試験場
復興税つまみ食いして武器を買い
年収は議員ひと月分も無し
減税とみせる手口は特殊詐欺

(長島信也さん、2024年2月27日)

――世界は全部つなっがってる。ネットじゃ瞬時、リアルでも一日。戦争は終わってないのにウクライナの復興支援だって。岸田さん驀進中。半導体を返してもらい対中シフトでお金も回してもらったりで、アメリカさんの言うことには逆らえないんだな。目先、儲けるし。インフラ再建したって、北朝鮮とイランが応援すれば、プーチンさん、ミサイルですぐ爆破ですよ。ますます国際も国内もない時代。国家にたかるダニ退治しなきゃ、庶民は殺されます。(野口)

20240226

  = 原発回帰政策はいかに危険かつ不道徳であるか = 

能登半島地震は市民の直観が専門家の知見よりも原子力に関しては信頼できるものであることを改めて立証しました。
原発回帰政策がいかに危険かつ不道徳であるかは最早反論の余地がありません。脱原発を日本の政策として確立する道が開けたと確信いたします。
原発回帰政策の過ちは明白です。
一日も早いその是正が待たれます。
原発が無責任・不道徳であることは多言を要さず、そのごみの捨て場が無いことだけで決めつけられ得るものです。
他言は無用です。
天地の摂理はその永続を許しません。
日本一新、世界一新の開幕が感じられます。

(村田光平さん(元駐スイス大使)、2024年2月26日)

――志賀原発の事故はNHKでさえ大きく報じています。例えばこれ。にもかかわらず、使用期限を延長してまで原発運用をつづけるのはどういった神経なのでしょうか。ウクライナの原発新設にも日本が手をあげています。自滅の道、まっしぐらとしかいえません。反対の声を上げ続けたいと思います。(野口)

20240223a

= 暗中模索にして五里霧中 =

「ウエッブ・アフガン」の最新86号の「編集室から」を読むと、編集人の野口壽一氏と金子明氏が2021年から取り組んできた活動の状況が分かる。昨年、「ウェブ・アフガン」は大きな一歩を踏み出した。その一つが、タリバン政権の検閲と詩の禁止への抗議の意味を込めて、ソマイア・ラミシュさんが呼びかけた「詩の檻はない」運動である。それに日本から36人、海外から21人の詩人が呼応して、それぞれの詩を寄せた。それをまとめた日本語版の詩集が昨年夏に出版され、秋にはフランス語版が出版された。さらに、ウエッブ・アフガンは「日本語学校」設立・運営の主催者であるNPO法人イーグル・アフガン復興協会と協働し、学校法人千葉明徳学園の支援をえて、在日アフガン人を対象にした「日本語教室」も始動した。それは会を重ねるごとに参加者も増えて盛況だというから、慶賀に堪えない。これらはアフガンの民主化を目指し、日本と同国との連帯を深める上で大きな出来事だといえる。
日本のメディアが他国の民主化に貢献したことがある。それは韓国に対してだ。韓国では軍事独裁政権が1961年から1987年まで26年間続いた。1979年に朴正熙(パク・チョンヒ)大統領が側近に暗殺されると、民主化が期待されたが、結局、軍人の全斗煥(チョン・ドゥファン)氏がその後を継ぎ軍事政権が続いた。朴政権時代の1973年には金大中(キム・デジュン)氏の拉致事件が日本で起きている。KCIA(韓国中央情報部)が関与していたことがその後の調査で明らかになった。軍事政権時代は、「漢江の奇跡」で経済発展への足掛かりをつけたと言われたが、人権や言論の自由が認められず、国民にとっては暗黒の時代だった。抗議デモが頻発したが、すべて軍隊によって弾圧された。特に、全政権時代の1980年に光州で発生した市民や学生による大規模な民主化要求デモには、特殊部隊が投入され数百人の犠牲者を出した。それが歴史に残る光州事件である。その頃の韓国の状況を日本に伝えたのが、岩波書店が発行する月刊誌「世界」に連載された「韓国からの通信」だった。1973年に掲載が始まり、誰も語る自由のない軍事政権下で抗議の声をあげ続ける人たちの姿を伝えた。連載は1988年まで続いた。著者は「T.K生」と匿名になっていたが、2003年に宗教哲学者の池明観(チ・ミョングァン)氏が自分であると名乗り出た。匿名にしたのは、韓国に残る家族を守るためだったという。池氏は1972年に亡命同然で来日し、東京女子大学で教えながら、民主化運動にかかわった。その頃、「世界」の編集長であった安江良介氏と出会い、それがきっかけとなって「通信」に記事を書くようになった。それ以降、池氏は韓国の民主化運動と日本社会とを結ぶ懸け橋の役割を果たすようになる。1993年に韓国に戻った後は、金大中政権の対日政策のブレーンに就き、日本文化開放を進め、新しい日韓関係への道筋をつけた。当時は日本の映画や歌謡曲、放送などは全て禁じられていたため、開放には「今度は文化侵略か」と揶揄されるなどの反発を受けたが、それを押し切った。その結果、日本との文化交流は深まり、日本で「韓流ブーム」が起き、今では世界各国にまで広まっている。その意味で、金氏は韓国のイメージを改善し、地位の向上に大きく貢献した「恩人」と言える。日韓の友好関係はその後も進み、1998年に金政権と日本の小淵恵三政権の間で「日韓共同宣言」が結ばれるに及んで、日韓の「蜜月時代」などと言われた。しかし、その関係はその後長くは続かなかった。金氏に続く4代の大統領(盧武鉉、李明博、朴槿恵、文在寅)の時代に入ると、反日政策に逆戻りし、元の木阿弥になってしまった。それでも、現在の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領は、その日韓共同宣言の継承をめざすと語っているというから、過去の遺産は今も残っていることになる。政治は激しく揺れ動く不安定な世界だが、市民同士の交流はいったん根付けば大きな力になる。近年、日韓を行き来する旅行者数は若者を中心に1000万人を超える。これだけの人がお互いの国を訪れていて変化が起きないはずはない。相手の文化や生活、人情を直接肌で感じれば、親近感がわき、お互の良さを認め合う機会も増える。実際、それが、韓国の音楽やドラマ、映画などの「韓流」に夢中になる日本人や、日本のマンガやアニメに熱中する韓国人を増す結果になり、日韓関係に新しい風を吹き込んでいる。
「暗中模索」という言葉がある。「五里霧中」と同じく、手掛かりがつかめず、あれこれとやってみて思い悩む状況を意味する。こんな寓話がある。昔、ある国の王様が、目の見えない人たちに象を撫ぜさせてみて、自分が感じ 取った象の形状を、それぞれ発表させた。すると、象の脚を撫でた人は、「象とは柱のような形をしたものだ」と言い、象の耳を撫でた人は、「象とは大きな団扇のようなものだ」と言う。また、象の尾を触った人は「蛇のようなものだ」と言い、脇腹を撫でた人は「壁のようなものだ」と言ったという話である。閉ざされた国の情報は、往々にしてこうした全体像から乖離したものになりがちだ。軍事政権や独裁政権などの国は、海外メディアを受け入れないから、どうしても憶測の情報が多くなる。例えば、北朝鮮について「金正恩(キム・ジョンウン)総書記の健康に問題がある」「餓死者が多く出ている」「韓流ドラマを見て死刑になった人がいる」「配給が滞っている」などの情報が断片的に話題になるが、その実態はなかなかつかめない。韓国に脱北者が約3万4000人、日本に朝鮮籍の人が約2 万4千人いるにもかかわらずだ。正恩政権が正確な情報を流さないことや、住民の間での噂話にとどまっているのが原因のように思われる。タブー視される情報は国内の締め付けが厳しいからなかなか外に出てこない。抑圧された国には自分たちのことや身の回りの惨状を伝えたいと思っている人はいるはずだが、それを伝達する手段がない。わずかに「韓国からの通信」の成功例があるぐらいだ。今後、「ウエッブ・アフガン」が在日アフガン人などを通じて得た母国の一般庶民の意識や暮らしぶりなどの情報を取り上げるようになれば、アフガンが我々にもより身近に感じられるようになる。そうなれば「ウエッブ・アフガン」も「韓国からの通信」と同じような役割を担うことも可能になるのではないか。そんなことを考えて、私はエールを送るつもりでこの文章を書いた次第である。

(中楯健二さん、2024年2月23日)

――エールをお送りくださり、ありがとうございます。韓国民主化闘争のときの両国の盛り上がりからは程遠い状況ではありますが、『ウエッブ・アフガン』で編集基軸のトップに<視点>と「アフガンの声」を掲げたのは、まずは「アフガンの声」を聴いて考えるべきである、という思いからです。当然、アフガンの声の中にはターリバーンの声も入らなくてはならないのですが、それはまだ十分ではないと自覚しています。ターリバーンそのものに対する認識が日本では表面的で通りいっぺんのものだと感じます。『ウエッブ・アフガン』はメディアであることを自覚していますが、中立公平でなく、あくまでも「平和、進歩、人権」をベースにアフガンの声を拾って日本に紹介する姿勢に徹したいと思います。今後ともよろしくご支援をお願いいたします。(野口)

20240223

= 講演会:国の性管理と軍事主義 ― 吉原遊廓から上海の軍慰安所まで =

謹啓
いつもお世話になっております。このたびは人間を知る会「帝国の性管理と軍事主義 ― 吉原遊廓から上海の軍慰安所まで」宋連玉さん講演会のご案内です。
当館のイベント企画「人間を知る会」は、さまざまな分野でご活躍の人物をゲストにお招きして当館ならではのお話を語っていただき、本当の人間らしさとは何か?を共に考えるイベントですが、このたびは前回の西村秀樹さんの「軛(くびき)の女」にひきつづき日本軍慰安婦問題をテーマに、宋連玉(ソン・ヨノク)さんを語り手としてお迎えし開催いたします。
◇◇◇
喫茶美術館・人間を知る会
◆帝国の性管理と軍事主義 ― 吉原遊廓から上海の軍慰安所まで◆ http://www.waneibunkasha.com/event-ningen
語り手:宋連玉さん(日本軍「慰安婦」記念館設立後援会共同代表、青山学院大学名誉教授、文化センター・アリラン館長)
日時:3月10日(日)PM 6:00~(受付5:30~)
会場 : 喫茶美術館(講演・意見交流含め約2時間を予定)
参加費 : 全席1,000円(当日精算)
定員:30席(予約席25席・当日席5席~残席)
※予約席は受付先着順自由席、当日席は後方の席になります。
満席時の後方の席は多少見づらい場合があります。ぜひご予約の上、当日はお早めのご来場を!
予約先waneibunkasha@yahoo.co.jp FAX 06-6725-0430
お名前とご連絡先をご記入の上、ご予約ください。
◇◇◇
日本国は近代帝国を構築してゆく中で、「公娼制度」などの性管理政策も推し進めてゆきましたが、日帝の軍事によるアジア侵略にともない、植民地や各支配地域においても、性管理政策を用いて、女性の尊厳を侵害していきました。まさに「売春する国家」と言える「軍国の性政治構造」について、昨年『植民地の「公娼制」に帝国の性政治を見る』(有志舎刊)を上梓された宋連玉さんのご講義をもとに、みなさんと共に考えたいとおもいます。
どうかぜひともご参加ください。みなさまのご予約をお待ちしております。
艸々頓首

(丁章さん、2024年2月23日)

――戦争は外交の延長。国家がする政治の一環であり、国家の在り様をストレートに反映します。国家や政治を肯定する人々のなかに戦争から非人道性を排除するために数々の対策を考え実践しようさせようとする傾向があります。それ自体は肯定すべきものですが、国家の行為である戦争における非人道性をなくすことは本質的に困難ではないでしょうか。なぜなら戦争そのものが非人道的なモノであり、勝てば官軍で勝利者自身が勝利者の行為を免責するからです。最近アメリカでアメリカ軍の原爆投下を批判ないし反省する動きが出てきているのは瞠目に値します。戦争も国家も消滅すべき、ないしはさせるべき「悪」であり、日本軍国主義だけの犯罪ではないことを明らかにする必要があると思います。(野口)

20240222

= 自然人と法人 =

「シゼンジン」と「ホウジン」か。法律用語なのよね。

そうだね。だからルソー的な生活を理想とする人とか法律を実直に守る人という意味ではないんだよ。

法的権利義務の主体なんでしょう。

そう。ただ法人は飽くまでもフィクションだから設定目的に限定されるけどね。

そうすっと企業には政治献金の自由はないのよね。営利法人だから。

ああー。裏金・脱税問題の根元だね。禁止すべきだよ。

でも首相は最高裁判決を持ち出して禁止はできないと言っているんじゃないの。

ちょっとひどいよね。半世紀以上も前のホコリまみれのボロボロのものだよ。先例としての価値もなく理論的にも問題だよ。八幡製鉄事件ね。

そうなのね。法人と自然人を同視しているものね。

営利法人は経済的自由の主体であっても政治的自由は別だよね。

最高裁の勇み足なのね。

そういうこと。

(ムソウ国師さん、2024年2月22日)

――ド素人の質問。生まれて初めて株式会社をつくって登記所にもっていったら「この会社はどうやってもうけるんですか。定款をみると利益が出る会社とはおもえない」と言われた。そのころは非営利法人なんて考えはありませんでしたからね。で、仕方なく利益の出る定款の書き方を登記所の人に教わって書き換えて見事株式会社を設立できました。コンサル料ゼロ。株式会社は株主さえ目をつぶっててくれ税金さえ払えば使途不明金でいくらでも使い放題? ひとり株主ならできるかな? だからもらう方もそれを真似して使途を隠したくなるんだろうねけど、政党助成金は税金だから国民が株主。黙っちゃいませんよね、ってことでいい?(野口)

20240215b

  = 春一番 = 

春一番が届いた
温暖化の影響で北極圏の冷気が減り、偏西風の蛇行が大きくなったという日々の気温変化が大きくなると人心が揺れ不安が募り争いごとは益々増え続けるのではないかウェブアフガン3周年では民族衣装を着た女性陣が笑顔で踊っている写真が載るといいですね。
(BSさん、2024年2月15日)

――BSさん、お久しぶりです。3月21日はナウローズという春の祭り。ペルシャにはじまりアフガニスタンから中央アジア、アフリカまで広がる楽しいお祭りです。美しい女性のダンスの写真もあります。見繕ってサイトヘッダー写真のひとつに加えたいと思います。ご期待ください。(野口)

20240216

= わたしたちのアースデイ2024 人権 =

特別公演「ガザ・パレスチナへの詩と歌 〜第二のナクバに対して〜」

イベントへの応援ありがとうございます。大変心強いです。
イベントの個別のサイトを作る予定はありませんが、映画館や文学館や博物館、食堂など、チラシを置いてもらえそうなところに、チラシを置いてもらっています。
イベントの詳細を伝える桜井真樹子さんのサイトはこちらです。
https://www.sakurai-makiko.com/prayforgazapalestine

桜井真樹子さんの『詩の檻はない』についてのコメントもあらためて貼っておきます。
https://note.com/sakuraimaklko/n/nda80342826ef

「建国記念日」には、桜井さんのハイパー能「長臑彦 悲しき建国記念日」を見に行きました。こちらに桜井さんのブログ記事があります。
https://note.com/sakuraimaklko/n/nc3434f5aff06

ウェッブ・アフガン掲載の東海大の学生さんのコメント、とても良かったです。言葉と真摯に向き合っていますね。

(大田美和さん、2024年2月16日)

――「ガザ・パレスチナへの詩と歌」のイベントの詳細データ、ありがとうございました。「伝言板」の方にも掲載しておきます。ご案内の際にご利用ください。また、東海大方は倉井綾香さんですね。リンクを張っておきました。芸術表現を通した連帯の輪がじわりじわりと広がっていくのを感じます。(野口)

20240215a

= フラジャイル 花の色は3色 =

いつもありがとうございます。
新年から深刻な情勢が世界的に続いてますね。
自分に何ができるか、わかりませんが旭川でもまた、ガザにおける虐殺中止のデモが今月、あるそうなので参加してみます。
また、イラスト詩を描いたのでおくります。
ではお体に気を付けてくださいね。


(日野あかねさん、2024年2月15日)

――あかねさん、いつも素敵な絵をありがとうございます。アフガニスタンはいま、爆撃はなくなりましたが時折自爆テロがあります。ウクライナやパレスチナでは町ごと爆撃で廃墟にされています。女性や子供たち、病人や障害を持つ人たち、健康な大人の男たちもたくさん死んでいます。でも、必ずや花の色で世界を描ける日が来ることを信じて頑張りましょう。(野口)

20240215

  = アフガニスタン女性支援プロジェクト【EJAAD通信】2024.2.15 = 

そろそろ梅花のつぼみが膨らみ始めましたね。カブールでも寒さのピークが過ぎる頃ですが、この冬は雪が少ないとアブドゥルさんが言っていました。乾季の干ばつが心配です。(アフガニスタンでは雪は巨大な貯水槽)
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「アフガニスタンDAY」無事終了!
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2月12日(月・休)にカフェ・サパナ(大阪府豊中市)にて「アフガニスタンDAY」を開きました。
その様子をブログにてご覧ください。ご参加・ご協力いただいた皆さま、ありがとうございました。
https://ejaad.jimdofree.com/blog-%E3%83%96%E3%83%AD%E3%82%B0/

当日、バタバタしていて活動紹介や刺繍作品展示の写真を撮り忘れました(涙)撮られた方がいらっしゃいましたら、データを送ってください!

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3月8日は国際女性Day
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3月8日は国連が定めたInternational Women’s Day。「女性の地位向上、女性差別の払拭を目指す日」です。世界で最も過酷な人権侵害にさらされていると言っても過言ではないアフガニスタンの女性たち。 この日にちなんで製作を依頼した「ミモザ」をモチーフとした刺繍作品がまもなく届きます。すてっぷフェスタなどで展示し、オンライン販売も予定しています。

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刺繍作品の展示・販売の予定
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*2月17日(土)10時から15時 サパナマーケット(豊中市 カフェ・サパナにて)
http://tifa-toyonaka.org/schedules/4724
今回は、アフガニスタンから届いたドライフルーツ&ナッツもお分けします。11種類のナチュラルな味をお楽しみいただけます。(1袋50g 300円)

*3月2日(土) 「すてっぷフェスタ」 (阪急豊中駅前 エトレビル5階 すてっぷホール)午前は伊藤詩織さんの講演会、午後からロビーにてアフガニスタンやネパールの手作り品の展示販売。ベトナム料理やステージでの活動紹介もあります。
https://toyonaka-step.jp/events/sponsored/biz20240303/

*3月1日から10日 セントラルストアさんに出店予定(大阪・阿波座) https://www.instagram.com/sentral_store_jp/?hl=ja
以上です。季節の変わり目ですね、皆さまご体調にくれぐれもご注意ください。

EJAAD JAPAN
https://ejaad.jimdofree.com/

マンスリーサポーター募集中
https://congrant.com/project/ejaad/6058

(筒井百合子さん、2024年2月15日)

――2月12日のイベントが成功してよかったですね。おめでとうございます。こんど、3月8日の国際女性デーに向けたサパナマーケット。さらに盛況となるよう祈ります。(野口)

<返信>
いつも掲載いただきありがとうございます。
日本での活動はそれなりに順調に進んでいますが、どうも現地の動きが鈍く、女性たちが今どのような生活環境で、どのような心境で過ごしているのかなど、なかなか伝わってきません。
アフガニスタン復興支援の国際会議への招待をタリバンが拒否したというニュース。他国とのつながりも支援の道も閉ざして、これからどうなるのか・・・暗澹たる思いです。現地の人々の苦悩は計り知れませんね。
(筒井百合子さん、2024年2月21日)

――本当に現地に取り残されたり、またパキスタンから強制帰国された方々の生活はとても大変です。
ターリバーンは中、ロ、イランなどと良い関係をつくって生き延びようとしています。国民の生活は犠牲にされています。
私たちはせめて日本に来ている人びとの支援を、という思いでやっています。日本にやってきて暮らしている人びともたくさん問題を抱えていますが、現地に残らざるを得ない人びとに比べれば恵まれていると思います。
世界の最底辺は、人類進歩の最後方の人びと。それを支援するのは世界経済から利益をえているわたしたちの責務です。
筒井さんたちは現地と直接つながってそれをやっておられるから特に貴重です。
頑張ってください。(野口)

20240213

= 裏金議員 =

ねー。ねー。チョット急だけど浦賀に行ってみない。

ウラガ〜〜ね。 なにしにいくカネ?

なにそれ。親父ギャグなの。やめてよ。失敬じゃない。浦賀の人に。

いやいや。あの裏金議員を連想しただけだよ。

ほんとにヒドイわね。ひどすぎるわ。一人で50億円もありなんだから。

それに使途不明ばかりだよね。不明を恥じることもない。

こんな議員に国の予算とか法案を審議する資格があるのかしら。

いやー。腐敗堕落した連中は一掃しなければ。

そうよね。日本開化の基点である浦賀からその風を起こさなければ。

そうだね。行くよ。

(ムソウ国師さん、2024年2月13日)

――あの連中は上喜撰四杯くらいじゃ何の効き目もござんせん。大砲でもミサイルでもぶっ放してみてくだされ。(野口)

20240212

  = 戦争の世紀 = 

今、地球は忌まわしい戦争に汚染され、深く傷ついている。2022年2月に、ロシアがウクライナに侵攻して以来、世界各地の紛争は混迷の度合いを深めている。昨年10月には、イスラム組織ハマスとイスラエルがパレチナ自治区のガザを巡って戦闘を始めた。それが日毎に拡大し、中東諸国や欧米がどちらか一方を支援し、事態はますます悪化の一途をたどっている。中東では、イランが近隣諸国へミサイルなどの攻撃を仕掛けた。イスラエルの関連拠点や過激派組織「イスラム国」(IS)が標的だとして、イラク北部のクルド人自治区やシリア、パキスタンの領内を攻撃した。これに対し、パキスタンもイラン領内への報復とみられる攻撃をした。中東の大国イランと核保有国パキスタンが攻撃の応酬になる事態は異例と言える。また米国と英国は、中東の紅海などで商船への攻撃をくりかえすイエメンの親イラン武装組織「フーシ派」に対し、激しい攻撃を開始した。さらに、シリアと国境を接するヨルダン北東部の米軍基地がドローンによる攻撃で米兵3人が死亡し34人が負傷したことを受けて、米国は報復攻撃を始めた。一方アジアでは、中国が台湾への軍事的圧力を強め、朝鮮半島では北朝鮮と韓国の間の確執が日増しに強まっている。その行方次第では、日本もそれに巻きも込まれる危険性をはらんでいる。なんという有様だろう。地球はまるで「火薬庫」だ。いたるところに、さらなる紛争の「火種」がくすぶっている。前書きはこれくらいにして、本題に入ることにする。私は最近、朝日新聞の北陸版に「北陸六味」という連載コラムがあることを知った。そのコラムには6人の筆者が交代でエッセイを書いている。その筆者の一人に社会学者の上野千鶴子氏がいる。彼女が昨年11月に「戦争の世紀」と題して書いた文章を読んで、私は感銘を受けた。戦争に明け暮れる人間の姿を見事に活写しているので、その内容を以下に紹介する。
20世紀は戦争の世紀と呼ばれた。人類史のなかで戦争による死者数がもっとも多かったからだ。第1次世界大戦でおよそ1千万人、第2次世界大戦で4千万人、日本ではアジア太平洋戦争で約300万人、そのなかには民間人も含まれる。戦争に参加した国が多く、巻き込まれた地域が広がり、何よりも武器の殺傷能力がそれまでと違って格段に大きくなった。その極限が、一つの都市をまるごと壊滅状態におとしいれる核兵器である。その後も朝鮮戦争で500万人、ベトナム戦争で200万人、冷戦終結後もボスニア・ヘルツェゴビナ紛争で20万人、ルワンダの地域紛争で100万人、と戦争のない時期はほとんどないと言ってよいくらいだった。一方で人口が増えたとはいえ、人間同士の殺し合いでこれだけの数の人々が失われるとは、何という愚行だろう。「人類は少しも進化していないのか」と思わされる数字だ。さんざん大きな代償を支払った後に、少しは学んで国連安保理が強化され、日本人は憲法9条を選んだはずだった。なのに、21世紀は9・11で幕を開け、それからアフガニスタン戦争、イラク戦争と続いた。「アメリカの戦争」が終わったと思ったら、まさかのロシアによるウクライナ侵攻が始まった。2年にもなるのに、収束は見えない。暗澹(あんたん)たる気持ちにさらに打撃を与えたのが、イスラエルのガザ侵攻である。20世紀の末、ドイツの平和運動家と交わした会話が忘れられない。「これからは市民戦争の時代になるでしょう」と。そのとおりになった。市民戦争とは国民軍同士の戦いではなく、民間武装勢力の武力行使、「前線なき戦争」とも呼ばれる。ウクライナ侵攻も、イスラエル・パレスチナ紛争も、国家と国家が互いに宣戦布告をして争うような闘いではない。非武装・無抵抗の市民をも巻き込んだ一方的な戦闘行為だ。そこではもはや誰が戦闘員で誰が非戦闘員かの区別はなく、何が戦争犯罪に当たり、誰がそれを裁くのか、もわからない。国際紛争を処理するための最上位機関である国連がまったく機能しない現実を、わたしたちは目の当たりにしている。これまでとの大きな違いは、情報技術の発達で遠くの戦場の様子が近くのメディアに次々と配信され、わたしたちが日常的に破壊と殺戮(さつりく)の現場を目にすることだ。子どもが泣き叫び、女が悲嘆にくれ、男が呆然(ぼうぜん)と立ちすくむ映像。これは映画ではない。毎日のようにTV画面で見ながら育つ子どもたちは、人間と未来とを信じられるだろうか? この残酷な現実を突きつけられながら、何もできない無力感にうちのめされる。
これが全文である。短いが今の世界の現状を見事に書き表している。これに付け加える言葉はない。これを読んで、「人間の愚かさは今に始まったことではない」と冷静でいられる人はどれだけいるだろうか。人類滅亡の世界時計はいま「残り90秒」を指しているというが、その残り時間を延ばす責任は我々世代にある。特に為政者には、自分の子どもや孫たちの顔をじっと見て考える時間を持ってほしいと思う。むろん、それは運命共同体の一員である我々一人ひとりにも言える。次の世代の「命運」を握る我々世代の責任は重い。
(中楯健二さん、2024年2月12日)

――まったくやり切れません。ただ茫然と立ちすくむだけです。しかしそれではいけない微力でもも無力ではないと信じて声をあげましょう。(野口)

20240210

= 政治屋さんたちの裏金 =

ほんとにひどい 何千万円が所得にもならない
年収200万円でも 5万円程度の差し引かれた税の還付を
受けるには 青色申告の困難さ筆舌を極めるのに

(THさん、2024年2月10日)

――派閥解消って、証拠隠滅じゃないですか?(野口)

20240208

= 講座「ジェンダーから考える詩と世界」の反響 =

京都芸術大学の藝術学舎WEB講座「ジェンダーから考える詩と世界」を貴HPで告知していただき、誠にありがとうございました。20歳代から、21人の方々に、熱心にご受講いただきました。
「ソマイア・ラミッシュさんのように、亡命し、難民となりながらも詩を創作し発信する姿に、自分の言葉を持つ意義と、その言葉は社会を動かす力を内包していることを感じた。」
「現代女性詩は、国を越境して、社会問題に対してもメッセージ性を持つと思った。」
「様々な障害や社会的制約に苦しめられ、もがき続けて表現した詩に多く出会えたのは非常に実り多かった」
「彼女たちの声は、単なる個人的な表現を超え、社会的、文化的な枠組みに挑戦し、より包括的な芸術の世界を構築していることを学んだ」
「心に詩の束を抱えて戦地を逃げている人がいる。分断が続く世界で詩の力が大きな流れになってほしい」
などのご感想を頂きました。ありがとうございました。
また、10月にも開講する予定です。よろしくお願いいたします。 (佐川亜紀さん、2024年2月8日)

――『ウエッブ・アフガン』の告知板が少しでもお役に立ててうれしいです。また、下の「声」にもありますが、新潟にある大学での卒論研究に『詩の檻はない』がお役に立ったようです。「詩」の世界の活動が思わぬところに波及して素晴らしい影響を与えました。日本の過剰野菜がアフガニスタンの食料支援に回る活動が生み出されればより一層素晴らしいことではないでしょうか。「詩」の持つ力は偉大です。(野口)

20240207

= 日本の廃棄野菜はアフガニスタンの不足食料1年分 =

『詩の檻はない』 を、私のゼミの学生に紹介したところ、「アフガニスタンの貧困問題」をテーマに、卒業研究をしました。
日本における「未流通野菜(つまり廃棄される野菜)の総量」は、ほぼ、「アフガニスタンの不足食料」と同量であること、など発見し、なかなか良い卒論に仕上がりました。
卒論の概要は下記のとおりです。 著者の許諾は得ています。
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タイトル:日本の規格外野菜を活用し、アフガニスタンの人口を救う 〜日本の食品ロス問題の解決に向けた取り組み〜
著者: 村松 旦陽 (むらまつあさひ)
「はじめに」より抜粋:
私が今回の事業計画を創造した理由は、1冊の本との出会いが大きく影響をしている。その本は、研究室にある1冊の本、「NO JAIL CAN CONFINE YOUR POEM 詩の檻はない」といった本である。この本は、アフガニスタンにおける言論の自由を謳っている本で、この本に出会うまで、私が理解しているアフガニスタンという国は、紛争や自然災害が多く現在支援が必要となっている国といったイメージを持っていた。だが、それはほんの一部に過ぎず、実際の国の情勢は非常に厳しいものであった。~中略~ 日本の規格外野菜を活用しアフガニスタンの全人口を年間を通して支援することが可能となる。地域社会への貢献と飢餓問題解決に焦点を当てながら、持続可能で倫理的な事業展開を目指していく。
大学名: 開志専門職大学事業創造学部
(原岡和生さん、2024年2月7日)

――「形が悪い、色が悪い、という理由で廃棄される野菜が、こんなにも多いとは私も驚きました。と同時に、詩の檻はない、との不思議な縁を改めて感じました」と原岡さんよりお送りいただいたメールです。とても興味ぶかくまた大切な研究とお見受けしました。私たちの詩の活動がこのような形で受け止められたこと、また、若者に声が届いたこと、大変勇気づけられました。開志大学はベンチャー支援に力を入れているのですね。村松さんのような視点をもった若者が食糧問題の解決のためのソシアル・ベンチャーとして育つことを期待します。世の中はSDGsを基軸に動いていきますから、必ずや現実化すると思います。頑張ってください。(野口)

20240201

= 前 途 多 難 =

今年に入って、北朝鮮がにわかに韓国との対決姿勢を強めている。韓国を「第1の敵対国」と見なし、威嚇や挑発を繰り返しているのだ。金正恩(キムジョンウン)総書記が1月、国会にあたる最高人民会議での施政演説で、韓国に対し「同族だからといって、和解や統一の相手であるという既成概念を完全に消し去る」と強調。韓国を「第1の敵対国、不変の主敵」として憲法に明記し、「平和統一」の表現を削除すると主張した。年明けには3日間連続で、海上の軍事境界線にあたる北方限界線付近への砲撃を繰り返した。これを受け、尹錫悦(ユンソンニョル)大統領は「今の韓国政府は過去のどの政府とも違う。挑発してくれば何倍にもして懲らしめる」と述べて、一歩も引かない姿勢を示した。韓国側が強硬姿勢で応じれば、偶発的な衝突を誘発しかねない。4月に総選挙を控える尹政権へのゆさぶりをかけ、韓国の頭越しに米国との交渉を狙う意図があるとも指摘されている。そんな南北朝鮮の間にも蜜月の時期があった。それは、2018年4月に韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が金総書記と板門店で会談した時だ。その時に行われた記者会見で、文氏は南北統一の可能性を高らかにぶち打ち上げ、統一が実現すれば「資金、技術のある韓国と良質な資源、労働力を持つ北朝鮮が有機的に結びつけば、ポテンシャルはいやが上にも高まる。統一コリアは欧州の主要国並みのパワーを持つ国家になってもおかしくない」と強調した。東西ドイツの統一を成功とみなしての発言のようだが、現実はかなり違う。東西ドイツが統一してから今年で33年が経つが、旧東ドイツ側には高い失業率と待遇格差に対する不満がいまだにくすぶっている。完全に融和した状態になったとは言えない。統一問題はそれほどに難しいのだ。2018年当時の韓国と北朝鮮のGDPを比べると、北のGDPは南の50分の1に過ぎない。それも70年間離れ離れになった上、近親憎悪を抱える国家同士が一緒になったところで、1足す1が2以上になることなどとても考えられない。権力闘争や足の引っ張り合いが日常化すれば、プラスどころか底なしのマイナス成長に陥ってしまう。それでも、文大統領は北に譲歩してでも平和を維持しようと「祖国統一」を繰り返し主張してきた。それが、今になって金総書記から統一を断念し南とは縁を切ると「三下り半」を突き付けられたのだ。野党となった急進左派「共に民主党」の努力は水の泡と消え、面目は丸つぶれになってしまった。今、北朝鮮は米国や日本を射程に収める弾道ミサイルの発射を繰り返している、ロシアに供与した弾道ミサイルがウクライナに向けて使われているとも言われている。ロシアとの軍事協力が深まれば、朝鮮半島の緊張はさらに高まり、世界規模の危機につながりかねないだけに心配の種が尽きない。
もう一つの心配がある。それは今年11月に行われる米国大統領選だ。トランプ氏の当選はまだ仮定の話だが、いま行われている共和党の大統領候補指名選挙を見ると、選ばれるのは確実な状態だ。そうなると、人気が低迷中のバイデン氏に代わって大統領に復帰する可能性はかなり高い。彼は「アメリカ・ファースト」を旗印に、アメリカを分断し、世界を分断させてきた張本人だ。それだけに、今後の世界の成り行きが心配になる。ところが、そんなトランプ氏の復帰を心待ちにしている人物がいる。それは、プーチン、金正恩、習近平の3人だ。彼らは現在のバイデン大統領より、トランプ氏により多くの期待を寄せているように見える。それは、彼を介して自分たちが直面している苦境を脱したいと考えているからだ。対ロシアでウクライナを強力に支援しているNATOからの脱退を発言したことがあるトランプ氏をプーチン氏は歓迎するだろう。彼と数回会って相性の良さを感じている金氏は、米国の経済制裁緩和を促し、習氏は迷路に入ってしまった米中関係を改善して、中国経済の不況から抜け出したいと思っているに違いない。それぞれ三人三様の思惑がある。ところが、彼らは一様に大きな問題を抱えている。占領地から子どもを連れ去った容疑で国際刑事裁判所(ICC)から逮捕状が出ているプーチン氏。ミサイルを定期的に発射し、国連安全保障理事会の決議に違反すると非難されている金氏。香港に認められた「一国二制度」を形骸化していると欧米から批判されている習氏。そして、34の罪状で起訴されているトランプ氏。こう見ると、彼らはそろって脛に傷もつ問題児と言える。トランプ氏が大統領に復帰して、共産陣営の3人と表舞台でやり合うことになったら、世界はどうなるのだろうか。いくら考えても明るい希望は出てこない。前途多難が予想され、なんとも憂鬱な気持ちになる。座頭市ではないが「いやな渡世だなア」と嘆くことになりかねない。それだけに、彼らの動向には一時も目を離せない。
(中楯健二さん、2024年2月1日)

――ヨーロッパ、中東はすでに戦時体制下にあるといえます。朝鮮半島では北朝鮮が無謀な挑発を行い、台湾海峡ではアメリカは挑発を止めず、日本もそのあとを追っています。プーチンが北方領土から北海道を狙っているとの宣伝もはじまり、尖閣問題含め、日本もすっかり領土防衛キャンペーンのさなかにあり、ヨーロッパ・中東戦争とゆるく連動しつつあります。世界第3次戦争はすでに序盤戦が始まっているようにも見えます。どこが敵というより、各国が自国の国家利益だけを主張し始めています。偏狭なナショナリズムは戦争の素。敵はナショナリズムにほかなりません。(野口)

20240130

  = 笑い茸 No.150 川柳 = 

満州と同じ母胎のイスラエル

中東にナイフで切った食事跡

改憲を待たず沖縄から始め

言いなりになることだった核の傘

今のうち廃炉にせよと海隆起

もし珠洲に原発あれば今はない

規制委の動きが地震よりヤバイ

ひっそりと地割れの走る刈羽村

裏金も効いたか五人辞職せず

議事堂に蜥蜴の群れが坐ってる

英訳に出来ぬ答弁やる首相

九条はお面ですかと世界の眼

逆らえば子供だろうがテロリスト


(SNさん、2024年1月30日)

――「笑い茸」をお送りくださり、ありがとうございます。笑歌も面白かったです。面白いでは済まされない国内・世界情勢の惨状です。第2次世界大戦後の冷戦体制も、ソ連社会主義圏崩壊後のパックス・アメリカーナ体制も崩れ、世界はいままでにない新しい局面が出現しました。これまでの常識が根本から覆されています。未来を切り開く創造者の視点が求められています。(野口)

20240128

= 悪癖 =

他人の金で飲み食いをするのを当たり前に思う悪癖が
政治屋さんたちの 政治は金がかかる の根源

派閥解消ぐらいでは政治屋と裏金のありようは形を変えるだけ

政治屋さんたちの倫理観向上が期待できれば良いが
(SHさん、2024年1月28日)

――なくて七癖といいますが、政治屋たちのクセは七つでは済まないのでは? 世襲のやからがはびこる現在、一番目にニギニギを覚えて生まれてくるんでしょうね。(野口)

20240125

= 「アフガニスタンDAY」へのお誘い =

2月12日(月・休)にカフェ・サパナ(大阪府豊中市)にて「アフガニスタンDAY」を開きます。アフガニスタンの本場のお料理を食べてみたい!というリクエストにお応えして企画しました。刺繍作品の展示もします。くわしくは下記ブログをご覧ください。
https://ejaad.jimdofree.com/blog-%E3%83%96%E3%83%AD%E3%82%B0/

Facebookのイベントページからもお申し込みいただけます。
https://www.facebook.com/events/340467815569458?ref=newsfeed

お食事をご希望の方は事前にお申し込みをお願いします。皆さまのご参加をお待ちして
います!
遠方の方は申し訳ございません! できれば関東でもこのようなイベントを企画したい
と思っています。

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刺繍作品の展示・販売の予定
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明日です!
*1月26日(金)10時から16時 京都・ゼスト御池 フェアトレードマーケット

*2月2日から10日 セントラルストアさんに出店(大阪・阿波座)
https://www.instagram.com/sentral_store_jp/?hl=ja

*2月3日(土)4日(日)「ワンワールドフェスティバル」(大阪・梅田スカイビル)TIFA(国際交流の会とよなか)のブース(No.36) にて出店します。
https://onefes.net/

*2月17日(土)10時から15時 サパナマーケット(豊中市 カフェ・サパナにて)

*3月2日(土) 「すてっぷフェスタ」に参加 (阪急豊中駅前 エトレビル5階 すてっぷホール)

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予告・国際女性デー企画
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3月8日は「国際女性デー」International Women’s Day
国連により「女性の地位向上、女性差別の払拭等を目指す国際的な連帯と統一行動の日
」定められています。その象徴が「ミモザ」の黄色い花ということで、EJAADの女性た
ちにミモザ模様の刺繍作品の製作を依頼しています。どんな作品が届くでしょうか?お
楽しみに!
(EJAAD JAPAN 筒井百合子さん、2024年1月25日)
https://ejaad.jimdofree.com/

―掲載が遅くなって済んでしまったイベントもありますが、2月中旬以降のものはまにあいます。ぜひご参加ください。ぜひ関東での実施、期待してます。(野口)

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