森羅万象

人の営みは森羅万象。空想は無限。
自由自在な論考のためのページです。
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ギャンブル狂時代
大谷選手の元通訳水原一平氏(39)が3月25日に違法賭博で訴追された事件をきっかけに、大王製紙元会長・井川意高氏のギャンブル狂いに触れ、日本政府が推進している統合型リゾート(IR)開設の問題点についての中上健二氏の論考。

バーミヤン大仏破壊、オマル指示書をめぐって
バーミヤン大仏の保存を指示していたターリバーン指導者のオマル師はなぜ、180度見解を変え破壊を命じるにいたったのか。バーミヤン大仏の保存を命じるオマル指示書のコピーの真贋は? 現代を揺るがすイスラーム過激主義原理主義との関係は? 大仏破壊は依然として現代世界に課題を突き付けている。読者から送られた資料と既刊書を再読する。

元国連アフガニスタン支援ミッション代表・山本忠通氏が語る「国際舞台駆けた外交官」
自爆テロが荒れ狂うアフガニスタン現地で、国連事務総長特別代表としてUNAMA(国連アフガニスタン支援ミッション)を率いて活動してきた山本忠通氏の半世紀近い外交官生活。国際舞台で繰り広げられた現代史の裏側情報が興味深い。産経新聞で連載中。

BIS論壇N436『米国の輸入先変動』中川十郎2024年2月10日
「これまで米国の最大の輸入先だった中国が23年に15年ぶりに2位に転落。隣国のメキシコが米国の総輸入額の15.2%を占め、第一位に躍り出た。中国は22年比20.3%(1090億ドル)減り、総額4272億ドル(63兆円)に落ち込んだ。」と簡潔な書き出しで始められるこの論説は、中川十郎氏が80年代後半NY駐在時の経験に裏打ちされている。当時、日本に追い抜かれそうだった米国は日本に学ぼうと大学や、経済調査機関が日本の躍進の秘訣を教えてくれと、主要大学、調査機関、貿易研究所、民間調査機関などが競って、JETROや日本企業の幹部を招聘し、セミナーを開催。米国経済の立て直し、米国企業の輸出拡大策を躍起になり研究していた。氏もJETROに協力し、米国の主要大学、貿易協会などで度々総合商社の輸出拡大戦略などの講演に、米国各地を訪問した。かつての活動を踏まえた現代への提言。

和をもって貴しとなすー米中露三大軍事大国に囲まれた和国・日本の世界史的意義 ー/村野謙吉(レコンキスタ・RECONQUISTA・令和5年(2023)年8月1日掲載)
「仏教・岡倉天心・ジョージ・オーウェルを私の歴史観」とする村野謙吉氏の論考。評者・野口は、若き頃「ウィガン波止場への道」「動物農場」「カタロニア賛歌」「1984年」などを読み、オーウェルに心酔した。村野氏はオーウェルの作品をすべて原書で読破されたオーウェル学会の学会員。同時に仏教の道を究めんと精進されている。氏によるオーウエル論、聖徳太子の「和」の精神についての講和には心打たれるので、ここに収録させていただいた。

文章の書き方を考える
本サイトの筆者である中楯健二氏の文章作法に関するまとめ。中楯氏は、学生時代に所属していた英字新聞の記事の書き方をベースに、本サイトでの「読者の声」での真筆時における時事解説のテーマの選び方、記事の書き方、表現の工夫などについてのノウハウ書として本記事を執筆。英文・日本文、両文章について後学の参考になる論文となっている。

「坂の上の雲」ではわからない明治の群像
本サイトの読者で中国研究家である青木通氏の研究ノート。14年前に書かれたものだとのことだが明治維新期のユニークなミニ人名辞典として通読しても面白い。今回掲載にあたって一部修正箇所はあるが全体は初出通りなので、発表年度は2009年としてある。

中国の夢と宗教的現実
【NPJ通信・連載記事】色即是空・徒然草/村野謙吉(2023年12月1日)(中国大陸、台湾などの宗教比率・信者数などのデータをもとに「安定的な国民生活としての国体を守る内面的身体である」宗教について考察する。)

私たちは今何処にいるのだろうか―時の目と鳥の目で見る視点―
明治維新、戦後改革に続く 第3 の開国に直面する日本:井出亜夫(2023年10月20日、佐久における講演メモ)

ヨーロッパの諸問題解決の源泉・ポーランドと今後の世界
【NPJ通信・連載記事】色即是空・徒然草 (10) 村野謙吉・2023年10月13日

ワルシャワで想う「脆弱な花盛りの世界」
【NPJ通信・連載記事】色即是空・徒然草 (9) 村野謙吉・2023年7月31日