NO JAIL

20240717

 NO JAIL 詩人の活動 

「第24回 輝け九条! 詩人のつどいin 静岡」盛会裏に開催

2024年7月14日、静岡県男女共同参画センター「あざれあ」で日本国憲法「九条の会」に賛同する詩人たち約70人が参集

集会詳細はここをクリック

以下、「つどい」でメイン講演をされた佐川亜紀さんから集会の報告をいただきました。下記に掲載いたします。

<佐川さんによる集会報告>

佐相憲一さん(全国よびかけ人)と井村たづ子さん(静岡の詩人)が息の合ったナビゲーターを務め、現地実行委員長の中久喜輝夫さんが、混迷する世界状況のなか、平和の会を静岡で開く意義を説かれました。代表世話人のあいさつでは、中原道夫さんが、2023年12月6日にイスラエル軍爆撃の標的になって殺害されたガザの詩人・リフアト・アルアライールさんの詩「わたしが死ななければならないのなら」を紹介し、小縦のりこさんが英文を朗読しました。
私は、「詩は世界の共通語」という演題で講演させて頂きました。
日本では、現代詩はマイナーな存在ですが、口語自由詩は、世界中でたくさん書かれています。とくに、最近、亡命詩人や難民詩人が発信する例が目立っています。パレスチナ、アフガニスタン、チベットの詩人などが国際的に呼びかけています。
以前から、民主化運動が活発になって、政府に弾圧されたとき、まず詩で訴えることが多かったのです。ミャンマー、韓国では市民が虐殺される厳しい状況を詩で世界に訴えました。
また、女性の人権を訴えるうねりも高まっています。アフガニスタンでは現在、女性の教育や就職、芸術活動も弾圧されています。それにたいして自由と表現を求めて女性が声をあげています。チベットでは、現代詩の創作がフェミニズムの始まりでした。
さらに、環境問題やIT技術の発展を詩で考える取り組みもあります。
チェコの詩人は、ガチャポンのロボット詩人を作り、問題提起しました。
韓国では、「生態(環境)詩運動」に早くから着手し、発展してきました。
現代詩には、多様な詩の在り方や方法がありますが、自由や人権を大切だと考える点では、共通しています。特に、自由詩は、自由が重要な価値観です。
日本では、今は、比較的自由に表現できていますが、まったく自由というわけではないでしょう。かつて戦争中は、非常に厳しい弾圧がしかれました。
表現の自由を守る日本国憲法は大事です。アフガニスタンで支援尽力した中村哲さんが、人道的な貢献をするにも憲法九条が大切だと述べられたことも忘れてはならないです。平和と民主主義は自由な創作活動を保障するものです。現代世界を生きる私たちは知らないうちに影響し合い、理解できることがあるはずです。表現の自由、個人の自由を求め続ける各々の詩人から共感と希望を感じ取りたいです。
パレスチナ亡命詩人、アフガニスタンのソマイアさんの詩、ミャンマー詩人、チェコ詩人、チベット女性詩人、韓国詩人について紹介しました。
ソマイア・ラミシュさんの詩と柴田望さん、野口壽一さんらの『詩の檻はない』の出版朗読活動、コトバスラムジャパンの招待、ことぶきのシンポジウム、フランスペンクラブのポエトリーナイトなどもお伝えしました。
第2部は、詩の朗読に入り、まず「1、静岡県の詩人たち特集」では、一人街宣を行っているさとう三千魚さんら計12名が、思いのこもったユニークな自作を朗読されました。
「2、県外から駆けつける詩人たち」では、まず、東大阪から駆けつけた丁章さんが「フラジャイル」に掲載した作品「詩を息をするように書いている」を朗読。神奈川の高細玄一さんは、自作詩「死は美しくない」「こどもを殺すな」を朗読し、13名が熱意にあふれた声で発表されました。

<自作詩を朗読するNO JAIL詩人の高細玄一さん>
『チベット女性詩人集』や『現代アジアの女性作家秀作シリーズ』を息長く出版されている東京の段々社の坂井正子社主も出席して下さり、アジアの女性作品を原語から邦訳して伝え続けた意義を語られました。
愛知県から、詩人の沢田敏子さん、大石ともみさんもご参加くださいました。沢田さんは、中国で投獄されたまま亡くなったノーベル平和賞受賞者・劉暁波についての詩を書いておられます。
さまざまな観点から、世界の戦争と平和、日本の九条を考える充実した集いでした。
最後に「詩人の輪」事務局長の洲史(しまふみと)さんが挨拶されました。
詳しくは、2024年12月発行予定の「詩人の輪通信」をご覧ください。
連絡先・「詩人の輪」事務局長 洲史 090・6933・8508

 

 

 

 

 

 

 

20240714

 NO JAIL 詩人、イベント予告 

 アフガニスタン 脅かされる命と表現 
REALs(リアルズ) ×ペンクラブ 共催イベント
8月4日(日)午後2時~4時 日本ペンクラブ会議室
https://japanpen.or.jp/post-3685/

 

20240702

 NO JAIL 詩人の活動 

7月7日ガザ法要 ~ガザ・イスラエル紛争2023, 35,000名の殉教者のために~

(WAJ: 9カ月になろうとする、イスラエルによるガザ襲撃によるガザ民間人の死者は4万人に迫ろうとする。がれきの下の未確認の死者は1万人は下らないだろうと予測されている。それら犠牲者の一人ひとりには名前があるはず。それを調べ上げ、ひとりずつ朗読していくと一体どれだけの時間がかかるのだろうか。どんなに時間がかかろうともそれをやりとげようとする表現者がいる。声明・白拍子の桜井真樹子さんだ。彼女は世界アースデイの2024年4月22日、新宿区百人町「大久保ひかりのうま」で行われた特別公演「ガザ・パレスチナへの詩と歌」~第二のナクバに対して~の呼びかけ・開催者だ。モスレムであるはずの犠牲者を異教の仏教の祭事で弔っていいのか。ゼロから始めたアラビア語の学習の過程で思い悩み、苦労しながら、アラビアの人びとにといかけつつ、法要の実現に進んでいく桜井さんの苦悩が伝わってくる。それは、どうしようもない残虐な境遇に突き落とされた人々の嘆きを共有し、そのような現実を許さず、新しい世界をもとめる人としての心底からのうめきのように感じられる。桜井さんのガザ法要は7月7日だ。詳細は➡ https://webafghan.jp/noticeboard/#20240504 )

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今回の文章は、私が「ガザ法要」を続けてきた私的な思いを中心に綴ってゆく。

留学からの帰国とガザ紛争の開始
テル・アヴィヴ大学の演劇学科の留学から帰国したのが2008年12月末だった。
それを待っていたかのように、2008年12月27日から「ガザ紛争」が始まった。
イスラエルとパレスチナの紛争は1948年のイスラエル建国宣言からではなく、1880年にシオニズムが現れた1880年ごろに始まり、そして1900年以降の20世紀の100年を超えて21世紀の今日まで続く紛争だ。ユダヤ教のオーソドックスがパレスチナに憧れて住みはじめるのと、ユダヤ人の国「イスラエル」を作る計画、そのために今まで住んでいた「パレスチナの先住民」を排除するという考え方、それがシオニズムだが、それは違うのだというのが、ヤコブ・ M・ラブキンの「トーラの名において」に書かれている。
興味を持っていただいた人は、ただ「パレスチナ問題」とか「ガザ・イスラエル紛争」をウィキペディアで検索していただくだけでも様々なことを知る機会になると思う。その中で自分が引っかかったことだけをとっても、ある意味パレスチナーイスラエルを通して世界を見ることになるだろう。

ガザ法要の始まり
イスラエルから帰国して広島の兄のところに行った時に2008年12月27日のガザ紛争は始まった。兄の家にはテレビがある。そこでアラブ各国がどのような声明を出しているか、というニュースが少し気になった。つまり、イスラエルを正式に非難しているのはイランだけだった。パレスチナはイスラームの国のスンニ派の人々が暮らしている。しかし、スンニ派の国々が口ごもっている中で、シーア派の多いイランがイスラエルを非難している。このときからイランという国の知識者層のこと、そして音楽、芸術、文学といろんなことを知ろうとするきっかけにもなった。
そして日本のテレビでは放映されない映像をアル・ジャジーラで観た。そこには逃げ惑う男性が家族を引き連れながら、インタビューに答えていた。「私たちにはわかっている。誰が敵なのか?イスラエルではない。敵は私たちを囲む同胞たちだ」と。逃げ惑うパレスチナ人たちは、人間が金や欲望で、信念、彼らから言えば「最も尊い信仰」を、いとも簡単に捨て去る人間の本質をよく知っていた。・・・

全文を読む

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20240625

(WAJ: 6月22日、快晴の横浜でNO JAIL 詩人・高細玄一氏の出版記念会が開かれた。第1詩集 「声をあげずに泣く人よ」と第2詩集「もぎ取られた言葉」の2冊。高細氏は、昨年ソマイア・ラミシュさんがターリバーンの詩作禁止に対抗して詩で抗議しようとの呼びかけに真っ先に応じ、「詩とともに」を発表。その後8月の『詩の檻はない』の刊行にむけて旭川の柴田望氏らと尽力し、同書の横浜での出版記念イベントやソマイア・ラミシュ氏を招いてのトークイベントなど、積極的に運動をリードしてきた。)

高細さんの詩「標的とされた希望—ゾラの復活を願う」(「もぎ取られた言葉」)の終連より

タリバンは音楽だけでなく詩を書くことも禁止した
私は書かなければならない
/9行略/
創造力はお互いを認め合う唯一の力
深夜のため息を積み重ねる
囚われているものを解き放す
何かにゆだねることなく「何か」の在り処を探し歩く
平和で戦争のない世界 「イマジン」の世界を想像する
夢かもしれない それでも今
夢を忘却せず 生きようとする時だ

詩を書く時だ

高細さんのFecebookでのお礼状(←全文はここ)

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(WAJ: 2024年6月15日「生誕100年・安部公房と旭川」と題して『詩の檻はない』の日本連絡代表の柴田望さんが、日本の文学運動の中に『詩の檻はない』の業績を位置づける講演をしています。必聴です。文末のYoutubeリンクで講演全体の映像を視聴できます。)

柴田さんの講演全文を日本語で読む [ここをクリック]

講演動画のフルバージョンはこちらからご覧いただけます。
https://youtu.be/nJCM1eTS91s?si=PKOQSWRFhJpMEQHU

講演録はこちらです。
https://fragile-seiga.hatenablog.com/entry/2024/06/18/123535

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20240607

オランダ語版『詩の檻はない』発刊!

2024年6月7日 Somaia Ramish さんのFacebookより

アフガニスタンにおける芸術の検閲と抑制に対する世界詩のアンソロジーがオランダの「ウィラム・ギズマン」出版社より出版されました。 この50の詩のアンソロジーでは、アフガニスタンの詩人や芸術家を支援し、検閲に反対するために掲載されています。 これらの詩は、オランダ、アメリカ、フランス、日本、インド、ブラジル、アルゼンチン、デンマーク、ネパール、ナイジェリア、バングラデシュ、イタリア、トルコ、カナダの著名な詩人たちが書いたものです… 呼びかけに応えて「バームダード(夜明け) – 亡命詩の家」と書かれています。 芸術禁止や検閲に反対する明確なメッセージを持つ世界中の詩。
このアンソロジーのフランス語と日本語訳は以前にも出版されており、同時にこの本のイタリア語訳の作業も進行中です。 「バームダード(夜明け) – 亡命詩の家」は、世界中から不正な検閲に反対し、アフガニスタンの詩と芸術の現状についての世界的な言説を生み出すことができた抗議運動です。 過去1年間で、数十の学会、文学シンポジウム、人権言論、インタビュー、記事の取り組み「バームダード(夜明け) – 亡命詩の家」が各国で実施されています。
私たちに詩を送って、この抗議活動に参加してくれたすべての詩人に心から感謝します!

左よりフランス語版、オランダ語版、日本語版

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20240605

『詩の檻はない』活動日録

Records of Activities of “NO JAIL CAN CONFINE YOUR POEM” Poets

(2021年8月から直近まで。Records from 2021 to recent days.)

2024年5月12日:ソマイア・ラミシュのエッセーや「詩の檻はない」への論評など掲載。『詩誌「フラジゃイル」第20号 記念号』(柴田望)への書評

 

 

2024年4月24日:ソマイア・ラミシュ他、「詩の檻はない」詩人グループ参加の下、詩と歌で、イスラエルのガザ攻撃に抗議特別公演「ガザ・パレスチナへの詩と歌」~第二のナクバに対して~

 

 

2024年4月12日『詩の檻はない』日本語版発行の実務報告

 

2024年2月13日グローバル・ポエトリー・ナイト:参加者からのメッセージ<III>

 

2024年2月4日グローバル・ポエトリー・ナイト:参加者からのメッセージ<II>

 

2024年2月1日「バームダード – 亡命詩の家」1年間の活動報告!

 

2924年1月24日グローバル・ポエトリー・ナイト:参加者からのメッセージ<I>

 

2024年1月21日:世界の詩人が参加し地球を一晩で一回りするZoomによる世界詩の朗読会=グローバル・ポエトリー・ナイト: 検閲に対する抵抗の灯台

 

 

公開日: 2024 年 1 月 21 日午前 3 時 55 分ヨーロッパ東部標準時 | 更新日: 2024 年 1 月 21 日午前 4:02 (EST)
Global Poetry Night: A Beacon of Resistance Against Censorship

 

2024年1月21日ソマイア・ラミシュ、江藤セデカ、野口壽一、NHKのペルシャ語放送に出演

 

 

 

2024年1月14日<シンポジュウム> 完全収録 ソマイア・ラミシュ vs 日本の詩人たち アフガニスタンと日本の詩人による知性対話 言論の自由と女性の地位、社会の解放について

 

2023年12月27日<WAJ 視点:086>詩には社会を変える力がある ~ソマイアさんのつむじ風 初来日~

 

 

2023年12月25日<詩>「 O.K. 」 柴田望、発表(『詩の檻はない』刊行までの詩によるレポート)

 

 

2023年12月19日:ソマイア・ラミシュ、横浜市ことぶき協働スペースでのシンポジュウム「アフガニスタンと日本の詩人による知性対話 言論の自由と女性の地位、社会の解放について」に出席

 

2023年12月16日:ソマイア・ラミシュ、KOTOBA SLAM JAPAN 2023(於:東京都大田区池上会館)にて講演、詩朗読のパフォーマンス

 

 

2023年12月15日~12月20日:ソマイア・ラミシュ来日講演

 

2023年12月4日<WAJ 視点:084>ソマイア・ラミシュさん来日に寄せて

 

2023年12月2日:ソマイア・ラミシュ来日公演決まる。「ソマイア・ラミシュさん来日。イベントにご参加を!」

 

 

 

2023年10月23日:『詩の檻はない』フランス語版、発刊!

 

 

2023年10月23日、ヘラートとガザで同日に悲劇発生。「ヘラートとガザへ、緊急支援のお願い」

 

2023年10月15日『詩の檻はない』朗読会~横浜・寿からアフガニスタンへ、世界へ!~

 

 

2023年9月27日日本ペンクラブが『詩の檻はない』を推薦

 

 

2023年9月24日:『詩の檻はない』の刊行の意味について今回の詩作運動にかかわった岡和田晃の意義付け。「詩の持つ力を信じて~岡和田晃さんに聞く~」

 

2023年9月11日旭川『詩の檻はない』発行イベント 全記録

 

 

 

2023年9月4日日本ペンクラブも『詩の檻はない』を推薦。「 ロッテルダムから旭川へ、旭川から世界へ」

 

 

2023年8月24日:旭川市「まちなかぶんか小屋」にて旭川『詩の檻はない』発行イベント挙行

 

2023年8月17日:ニールファー・ランガー(independentpersian.com)、『詩の檻はない』の日本語版発刊の意義について論評。「アフガンでの検閲に反対する世界の詩人 詩集を日本語で公開」


ニールファー・ランガー

 

 

2023年8月15日:日本語版『詩の檻はない~アフガニスタンにおける検閲と芸術の弾圧に対する詩的抗議』、アマゾンで発売開始
英語タイトルは「NO JAIL CONFINE YOUR POEM  A poetic Protest Against Censorship and Suppression of Art in Afghansitan」


アマゾンで購入できます。ここをクリック

 

2023年8月14日<WAJ視点:073>『詩の檻はない』~アフガニスタンにおける検閲と芸術の弾圧に対する詩的抗議~

 

2023年6月13日:インターネット時代、SNS時代を反映した、歴史的にもまれな芸術活動についてその意義を解説。「詩作の禁止と検閲を跳ね返す闘いに詩で連帯」(野口壽一)

 

2023年6月3日世界中から寄せられたプロテスト・ポエムをフランスと日本で書籍発行することが決まり、活動が同時進行!

 

オランダの「バームダード―亡命詩人の家」へ、世界中から続々と詩が寄せられる

世界から100篇以上の詩が寄せられる。

 

 

2023年4月5日:柴田望、自身が主宰する詩誌「フラジャイル」第17号に「言葉の繫がりの波立ち」のタイトルでソマイア・ラミシュの呼びかけに日本の詩人がどのように応えてきたかをレポート

 

2023年4月1日:アフガニスタンの独立系メディア『ハシュテ・スブ(午前8時)』がターリバーンとの戦いにおける文学や芸術の価値について論究。「アフガニスタンにおける文学と芸術の不在」

 

2023年3月24日:ソマイア・ラミシュ、日本の詩人たちの呼応に対し返礼。「感謝! 日本の詩人のみなさまへ」

 

2023年3月24日:ソマイア・ラミシュの呼びかけに柴田望(北海道詩人協会)が中心となり日本の詩人へ訴えを伝播。「アフガン詩人の呼びかけに応える日本の詩人たち」

2023年3月10日:ソマイア・ラミシュ、アフガニスタンの女性のための言論フォーラムにて「亡命アフガン女性の詩について」を発表

 

2023年3月7日:アフガニスタンの男子学生に対して、「アフガニスタンの女学生から君たちへ」のアピール発せられる

 

2023年2月25日:ソマイア・ラミシュ、「バームダード―亡命詩人の家」を設立し、ターリバーンの詩作禁止に抗議する世界詩人のセンターとする

2023年2月17日:柴田望、『ウエッブ・アフガン』を通じて受け取ったソマイア・ラミシュのアピールを日本の詩人たちに伝達開始

 

2023年2月14日:ソマイア・ラミシュ、世界の詩人に向け、詩によってターリバーンの圧政に抗議する運動を呼び掛ける「アピール:世界中のすべての詩人の皆さんへ」を発表

 

2023年1月15日:ターリバーン、詩作の禁止、検閲など表現に関する制限を発表

 

2023年1月8日:ソマイア・ラミシュ、オランダの日刊紙に「アフガニスタンは今や真の全体主義軍事国家」を発表

 

2022年5月9日:女性に公共の場でのヒジャブやブルカ(チャドリ、全身を覆う衣服)着用を義務付けるターリバーンの強要に対し、ソマイア・ラミシュ、「ヒジャブ着用命令の義務化に反対」とSNSで世界に向けてアピール

 

2021年9月~ ターリバーン、ドーハ同意を覆し、第1次ターリバーン政権時と同様の政策実施。特に女性の権利抑圧、隔離を強行。シャリーア法に依る支配を宣言し、歌舞音曲、表現の自由などを抑圧、体罰などを実施

 

2021年9月18日:ソマイア・ラミシュ、SNSで世界に向けて「アフガン女性への抑圧をやめよ!」とアピール

 

2021年9月1日ソマイア・ラミシュ「ガニーを逮捕せよ/Interpol Arrest Ghani」を「WabAfghan in Japan」にて日本語版発表

 

2021年8月末:  米ほか外国軍撤退

 

ー-------ガニー政権崩壊

 

2021年8月15日:ターリバーン、カーブルを占拠

すべてはここから始まった

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このページの趣旨について

2021年、アフガニスタンの女性詩人ソマイア・ラミシュの呼びかけによって始まった、
表現の自由や人権をもとめて闘うアフガニスタンの人びとに連帯する、
2023年の『詩の檻はない』の日本とフランスでの出版、
2024年1月の一日かけて地球を一回りするグローバル・ポエトリー・ナイトの試み、
さらにはこれらの活動と連動して各国で展開されるさまざまなイベント、
それらは詩の世界のみならず、国際的で現代的な連帯活動となる、
歴史的な偉業でした。

その活動をさらにひろげ、継続してゆくためにこのページを作りました。
わたしたちはこの活動に参加する詩人や作家、さらにその作品を愛し広げる人びとを
『詩の檻はない』グループと呼ぶことにしました。

ぜひこのページを、みなさんの作品の発表や活動の報告、
世界に向けた発信の場として活用してくださることを切に希望します。

2024年6月5日

『ウエッブ・アフガン』編集発行人
野口壽一