Fahima: The girl in blue
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Zan Times
2026年10月22日
読者の皆さまへ
今日は、踊りについてお話ししたいと思います。ターリバーンに支配されたアフガニスタンで踊り、喜びの象徴となった、ある十代の少女のことです。
彼女の名前はファヒマ。今年10月初め、アフガニスタン南部ガズニー州のある村で、いとこの結婚式に出席し、ほかの女性や少女たちと一緒に屋外で踊っていました。招待客の一人がその姿を動画に収め、インターネットに投稿しました。動画はたちまち拡散し、SNSやニュースサイトで大きな反響を呼びました。
今、彼女は「青い服の少女」として知られています。音楽がハラーム、つまり宗教上禁じられたものとされ、踊りが禁止され、幸せさえもほとんど奪い尽くされた国で、ターリバーンに屈することなく喜びを表した彼女の勇気を、多くのアフガンの人々がたたえました。
けれども、その動画がインターネットを通じて多くの人に喜びを届けた一方で、彼女と家族は大きな代償を払っています。複数の情報源によって、動画が拡散して以来、彼女の姿が見られなくなったことが確認されています。近所の人たちは、彼女は国外へ送り出されたと聞かされているそうです。
踊りの動画が投稿されてから2日後の10月7日、彼女の父親と、親族の男性2人が逮捕されました。3人は1週間にわたって拘束され、地域の長老たちが間に入り、身元を保証したことで、10月14日にようやく釈放されました。どのような容疑をかけられたのか、詳しいことはまだ確認できていません。ただ、これまでザン・タイムズが取材してきた事例から考えると、家族は、ファヒマが2度と踊らないことを約束する保証書に署名させられたのではないかと思います。
ターリバーンは、女性を社会から排除し、人々の服装や外見、何を考えるべきかまで指図するだけではありません。アフガニスタンを、喜びのない社会へと変えているのです。その思いが、私の頭から離れません。音楽もなく、踊りもなく、喜びもない。それで私たちは、どうやって生きていけるのでしょうか。
もしかしたら、生きてはいけないのかもしれません。少なくとも、私たちの魂は。肉体は存在し続けるでしょう。歩き、言葉を交わし続けることもできるでしょう。でも、それでも私たちは人間でいられるのでしょうか。いられるとしたら、それはどんな人間なのでしょう。考えることも、選ぶことも、喜びを感じることも許されない人間なのでしょうか。
ファヒマの物語が深く胸に響いたのは、私自身、踊ることが大好きだからです。身の回りのすべてが崩れていくように感じるときも、アフガニスタンの女性や少女たちの置かれた状況を変えられずにいるときも、私の心を支えてくれるのは踊りです。
ストレスを感じたり、何もかもに押しつぶされそうになったりすると、私はパソコンを閉じ、ヘッドホンをつけ、音楽を流して踊ります。踊りは、私が歩み続けるための薬です。心の中をすっきりさせ、恐れや失望を振り払う力をくれます。
それは、心と体の再起動ボタンのようなものです。踊りがなければ、私は今ほど、自分が人間であることを感じられないかもしれません。ただ動き、仕事をこなすだけの機械と変わらなくなってしまうかもしれません。踊りは、私を自分の中の人間らしさにつないでくれます。踊りには、踊り自身の言葉があります。音楽の意味を理解する必要はありません。ただ、私の体と魂を動かしてくれれば、それでいいのです。
音楽がなくても、踊りがなくても、私たちは人間でいられるのでしょうか。私には、確かな答えがありません。
青い服の少女、ファヒマは、暗闇の中でも喜びを感じることはできるのだと、私に希望を与えてくれます。私たちは、人間であり続けることができるのです。悲しみと沈んだ気持ちに覆われた社会にも、喜びや幸せを届けることができるのです。こうして書いている今、私は彼女のために、そしてアフガニスタンの女性たちのために踊りたいと思っています。喜びを感じたいのです。もしかしたら、それこそが何よりも大きな仕返しになるのかもしれません。私たちは、ターリバーンに喜びも、音楽も、踊りも奪わせません。
皆さまがどこにいらしても、どうか私と一緒に踊ってください。踊りを通して、音楽を通して、つながりましょう。アフガニスタンの女性や少女たちが自由に踊れる日を、一緒に夢見ましょう。
心を込めて
ザーラ・ナデル(代名詞:she/her)
編集長

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