NPO法人 イーグル・アフガン復興協会が進めている、在日アフガニスタン難民の生活支援、さらには子弟を含めた学習支援に対して暖かいご支援を個人、団体問わず、各所から寄せられています。とくに、昨年11月の、 イーグルアフガン明徳カレッジ開校直前と後に2つの団体から大きなご支援をいただきました。それによって開校と、初年度の運営を成功裏に進めることができました。感謝の気持ちをこめて、ここに紹介いたします。

● 特定非営利活動法人 警備人材育成センター様

特定非営利活動法人 警備人材育成センター様には、昨年11月の開校前に、毎月10万円(年間120万円)のご寄付を、年間2回それぞれ60万円にわけていただいています。今年9月27日には3回目の贈呈を受け、東京都市ヶ谷のJICA本部で贈呈式が挙行されました。

贈呈式では特定非営利活動法人 警備人材育成センター理事長 松浦晃一郎様(写真右)から特定非営利活動法人 イーグル・アフガン復興協会の江藤セデカ理事長に贈呈金の目録が手渡されました。

贈呈式では、イーグル・アフガン復興協会が支援しているアフガン難民の代表も参加し、謝辞を述べました。

警備人材育成センターはなぜアフガン難民を支援しているのか、支援に至った契機についてホームページ上で詳細な報告がなされています。とくに先回の第2回贈呈式の機会に、松浦晃一郎理事長の書かれた下記の活動報告は、日本とアフガニスタンの長い国家交流を踏まえた歴史的な経緯を踏まえた貴重なエッセーとなっています。この機会にご一読されることをお勧めいたします。

日本におけるアフガン難民支援に関する一考

なお、松浦晃一郎氏は、ターリバーンがバーミヤンの仏像破壊を宣言した時、結果として阻止することはできませんでしたが、ユネスコ事務局長として任地のフランスにおいて愚挙を止めさせるべく奮闘されました。

● 社会活動センター・シナピス様

社会活動センター・シナピス様は、福音を土台に、イエス・キリストの生き方に倣う大阪高松教区 社会福音化部門の事務局としてさまざまな福祉活動を展開されている組織で、イーグルアフガン明徳カレッジの活動に年間100万円のご寄付をしていただきました。さまざまな支援先の中でも、シナピス様は「難民移住者支援」を独立の支援項目として設定されています。なぜアフガニスタン支援か、についてはつぎのように説明されています。

――シナピスが外国人支援を始めたのは、1980年代に東南アジアからの出稼ぎ労働者が流入した頃からです。おもに、外国人の社会生活における問題について支援をしてきました。
ところが、2000年の終わり頃、一人のアフガニスタン難民が「たすけてください」とシナピスに訪ねてきてからは、支援活動そのものがガラリと変わりました。
その後、毎週のようにアフガニスタン難民がシナピスに訪ねてくるようになりました。
彼らは「難民として保護して欲しい」と訴えます。
その後の推移は、「難民移住者支援の取り組みの経緯」をごらんください。
https://sinapis.osaka.catholic.jp/?page_id=751

シナピス様からの支援金がどのように使われ、役立てられているかについては、下記をご覧ください。

シナピス=カトリック慈善団体からの支援と感謝

・シナピス様の機関誌「月刊シナピスニュースレター」Vol.98(2024.7)の11、12ページで支援金の詳細と、イーグルアフガン明徳カレッジからの感謝と報告

 

今回は団体様からのご支援の報告と感謝をさせていただきました。個人の方々からも多くのご支援をいただいております。改めてお礼を申し上げます。

ウエッブ・アフガン編集部
野口壽一
金子明