Taliban and Pakistan Face a Historic Test: From Proxy Alliance to Deep Rift

(WAJ: 。)

 

2026年10月30日

原文(ペルシア語):ファリード・アフマディ
英訳:ファルハド・ファルハード

Two armed soldiers stand on either side of a burning map of Afghanistan as tensions between Pakistan and the Taliban deepen. (Photo credit: AFP + Magnific)

 

専門家たちは、パキスタンとターリバーンの緊張関係を、もはや一時的な戦術上の対立にすぎないとみなすことはできないと考えている。アフガニスタンにおける前例のない危機の継続、ターリバーンの国内的正統性の欠如、アル=カーイダならびに地域的・世界的なテロリストとの根本的な結びつき、反対勢力との対話の拒否、仲介努力の失敗、そして安全保障をめぐる意見の相違の深刻化は、いずれも現在の亀裂がより深く根を下ろしており、両者の関係が今後ますます険悪となり、緊張を強めていくことを示している。

それでも、パキスタンの過去30年にわたる対アフガニスタン戦略を踏まえ、私はこの分析を慎重に受け止めている。こうした展開と緊張は、ターリバーンの反対勢力に重要なメッセージを伝えている。パキスタンとターリバーンの相違は、実在するように見えても、大きなものではない。それは戦術的であり、諜報上の思惑に動かされており、疑ってかかる余地がある。事実、パキスタンは30年にわたってターリバーン指導部に投資し、同集団の最大の賛美者であり後援者であり続けてきた。そして「戦略的縦深」(訳注:strategic depth:アフガニスタンをインドとの対戦における後背陣地とする戦略)政策のもとで、同集団を戦略的資産とみなしているのである。

アフガニスタンは、その歴史上2度目となる、国家なき状態で、弱肉強食の掟によって運営されている(訳注:第1次および第2次ターリバーン政権を指す)。最も傭兵的で、最も脆弱で、最も従属的な集団が権力を掌握した。パキスタンは、ターリバーンによるカーブル制圧を祝福する段階から、外交、仲介、さらにはターリバーンの組閣を支援する段階を経て、いまや緊張関係に入り、カーブルとその他の複数の州にある同集団の軍事施設を爆撃するに至った。パキスタンは現在、ターリバーンを自国の国内治安に対する脅威とみなしている。しかし、パキスタンの対応は、アフガニスタン共和国の20年間と同じく、実質的な成果を伴う持続可能な長期戦略よりも、短期的な軍事的成果と外国からの支援に重点を置いてきた。

過去5年間、パキスタンは、アフガニスタンの民主的な政治勢力や抵抗戦線との戦略的関係を築こうとしてこなかった。この判断には、明確な理由が2つある。第1に、民族主義にほかならない優越性のスローガン、宗教的かつタクフィール主義的なイデオロギー(訳注:自分たちと異なる信仰解釈を持つイスラム教徒を「不信仰者」「背教者」と断定し、排除を正当化する思想)、構造的暴力、そしてあらゆるテロリストの受け入れという特徴を持つターリバーンは、戦略的縦深とアフガニスタンに対する支配を実現するうえで、最良の選択肢だからである。著名な歴史家で政治家でもあるミール・グラーム・ムハンマド・グバールは、1951年に『ワタン』誌で次のように記している。「……だからこそわれわれは言うのである。地上において、われわれは最後尾の国民であり、他のすべての国民よりも遅れ、遠く引き離されながら、人類の歴史的発展と進歩の道を、つまずき転びつつ進んでいるのだと。」

第2に、ターリバーンの政治的・軍事的反対勢力には、一貫した国家戦略が欠けている。彼らはいまだに民族や地域ごとに分散している。したがって、パキスタンによる反対勢力へのいかなる支援も、一時的かつ戦術的なものであり、ターリバーンに対して失われた全面的な影響力を取り戻し、米国や地域大国と取引するための手段となっている。

作戦面でパキスタンが直面する主な課題は、パキスタン・ターリバーン運動(TTP)の構成員やバローチ人武装勢力が、アフガニスタンの首都や遠隔地に点在する秘密拠点を頼りとし、ターリバーンの支援を受けていることである。これらの潜伏拠点は、状況に応じて素早く移動し、場所を変える。民間人の居住地域に置かれ、人々を人間の盾として利用しているため、攻撃すれば民間人の犠牲が生じる。ターリバーンも、アフガニスタン国軍との戦争で同じ手法を用いていた。

パキスタンにとって、ターリバーンを排除することは、この集団をつくり出すことほど難しくない。なぜなら、同集団の本質、騒乱を引き起こす手法、その出自、そして強みと弱みは、パキスタンには太陽よりも明らかだからである。実際、パキスタンはターリバーンの公式の指導者であり、精神的な指導者でもあった。一方、米国も5年以上にわたり、同集団の政権を財政的に支援していると非難されてきた。ターリバーンはいまなお、この2カ国の影響下にある。パキスタンとターリバーンは、関係修復への道を断ち切っておらず、双方とも相手に借りがある。このため、ターリバーン最高指導者ハイバトゥラー・アフンザダは、パキスタンの爆撃後も何の反応も示さず、平然として動じることなく、カンダハールの寝床で休んでいたのである。

ターリバーンの内部危機

ターリバーンの指導者たちは、自分たちの主要な弱点を、1つ、あるいは複数の近隣諸国との対立に還元できないことを知っている。その弱点は、構造的な民族的・政治的暴力を特徴とする、同じイデオロギー的行動様式が存続していることにある。第1次および第2次ターリバーン統治期に、この行動様式は、権力の独占、反対勢力の排除、政治的・文化的・民族的多様性の無視、そして多大な代償を伴う決定の繰り返しを通じて、危機の範囲を拡大してきた。その結果、パキスタンによる攻撃に直面してさえ、アフガニスタンの人々はターリバーンを支持しないばかりか、同集団こそが主たる元凶だと考えている。ターリバーン支配下のアフガニスタンは、これまで看過されてきた危険な現実である。国際連合(国連)は、ターリバーンの庇護下にあるアフガニスタンでのテロ組織の存在と活動、ならびに地域諸国の安全保障上の懸念について、繰り返し報告してきた。

ターリバーン内部の情報筋は、次のように確認している。「TTP戦闘員、バローチ人武装勢力、その他の外国テロ組織は、その人数と勢力において、独立して活動する水準に達している。これらの集団は、独自の組織、財源、指揮系統を有している。」これらの情報筋はさらに、現場の状況は、こうした説明からうかがえる以上に複雑だと付け加えている。部族、言語、パシュトゥーンワリー(訳注:パシュトゥーン人の掟)を通じた深い結びつきや、これらの集団への避難場所の提供に加え、彼らを統制し、抑制することについて、ターリバーン内部には相反する見解が存在する。しかし、相互の利害があるため、協議、取引、監督、協力というそれぞれの段階で、彼らとの継続的な協議会合が開かれているという。

この過程は、安定を生み出すどころか、国内および地域の亀裂を深めてきた。アフガニスタン国境での「幽霊戦争」は、近隣諸国、とりわけ中央アジア諸国にとって、事実上、安全保障上の悪夢となっている。これらの国々には、テロの脅威に対抗するために必要な備えも経験も、十分な能力もないからである。ロシアは、この状況をよく理解している。そのため、新たな地政学的駆け引きを見据え、諜報面での監視と影響力の行使を伴いながら、ターリバーンとの関係を維持してきた。一方、ターリバーンは、アフンザダ政権を存続させるために、これらの関係を利用している。

民族問題と反対勢力の結束の必要性

民族問題は、その存在を否定しても解決できない。国連の報告は、ターリバーン政権の構造を、極めて独占的で、権威主義的であり、パシュトゥーン人を中心とするものと述べている。これらの報告はまた、ターリバーン政権内部でパシュトゥーン人の支配が強まり、タジク人やウズベク人の司令官の地位が低下し、ハザラ人に対する構造的差別が存在することにも言及している。

ターリバーンの組織内にいるタジク人、ウズベク人、ハザラ人、その他の勢力は、実際には、根本的な意思決定から排除され、脇に追いやられていると感じている。彼らは、パシュトゥーン人のムッラーたちが政治、軍事、司法、経済、諜報、兵站に関する権力を完全に独占していることや、鉱山の略奪に不満を抱いている。将来、これらの勢力は、アフガニスタン政治における自分たちの立場について、より自立的で重大な決断を下す可能性がある。暴力的で、イデオロギーに支配され、単一集団と単一の性によって独占された政治構造に反対することは、ある民族集団に反対することではない。しかし、ターリバーンの民族的偏向に基づく行動は、アフガニスタン社会をさらに分断しかねない。

さらに重要な現実は、異論を唱える声の封殺、投獄、メディアの統制と検閲、超法規的な裁判、虚偽の言説、そして恐怖の醸成によって、いかなる社会も永遠に統治することはできないという点である。この状況がアフガニスタンの人々に伝えるメッセージは明確である。それは、政治的・組織的動員を進め、国際的な支援と地域的な合意のもとで、ターリバーンに対する武装行動に正当性を付与することを、直接呼びかけるものである。

ターリバーンの反対勢力は、将来に向けた秩序立った戦略によって、現在の状況に対処できる。その第一歩は、抵抗諸戦線、自由戦線、そして「祖国の兵士たち」の結束である。この一歩は、ターリバーンへの軍事的圧力を強めるだけでなく、現在の政治的な力関係を根本的に変えるであろう。さらに重要なことに、それによって、国内外における、より広範な政治連合の形成が可能になる。その連合は、ターリバーン後のアフガニスタンについて、明確な計画を持つものである。ここが決定的な点である。

今日のアフガニスタンの問題は、反対勢力が不足していることではない。問題は、主張がばらばらであり、将来に向けた共通の枠組みが欠けていることである。統一司令部と単一の報道官を設けることによる諸戦線の結束は、ターリバーンに対する圧力の構図を大きく変えうる。私は、こうした結束が効果的な組織化を伴えば、長期にわたる圧力に耐える能力を強化し、兵站、情報収集、人員募集を改善し、組織的規律と作戦の実効性を築き、国内の信頼と、正当で信頼できる国際的支援を獲得できると確信している。

アフガニスタンの危機に対応するためには、政治勢力と軍事勢力の結集、包摂的な国民対話、そして共通の展望の形成が必要である。そこで求められるのは、分裂を乗り越え、内部の相違に対処し、アフガニスタンの人々の要求を、明確かつ責任ある、包摂的な形で社会と世界に提示するとともに、ターリバーンの隊列の一部を引き入れる土台をつくる議論でなければならない。

ターリバーン支配下にある今日のアフガニスタン社会の深刻な危機は、外部からの圧力だけに帰することはできない。その一部は、同集団自身の政策と選択の結果である。この路線の継続は、ターリバーンとアフガニスタン社会のさまざまな層との間の亀裂を深めてきた。

このため、アフガニスタンの人々の抵抗を、単なる一時的な反応や、政治的・民族的対立の産物とみなすことはできない。真の政治参加への道が閉ざされ、ターリバーンが権力を排他的かつ恒久的に掌握し、他の民族集団を排除しようとするとき、人々は抵抗と変革、そして包摂的で説明責任を果たす、正統な政治体制の形成を求める。したがって、抵抗の正当性は、次の明確な原則に求めなければならない。いかなる集団も民族もアフガニスタンを所有するものではなく、いかなる統治権力も、自由、正義、そして国の将来を決定する権利を、人々から永久に奪うことはできない。アフガニスタンの未来は、この国のすべての人々に属する。そして、国民の意思と包摂的な参加に基づく政治過程は、いずれも、国が現在の危機から共通の未来へと移行するための基盤となりうる。

今日、ターリバーンの弱さは、かつてないほど人々の目に明らかとなっている。世論に対する同集団の心理的影響力と宣伝力は著しく弱まった。その虚偽の言説が人々に及ぼす影響力は低下し、ターリバーンの虚偽の主張と、人々が実際に生きている現実との隔たりは、より鮮明になっている。

パキスタンと失敗した政策の重い代償

パキスタンの取り組みは、短期的には成果をもたらさないであろう。パキスタンとターリバーンは、自ら危機をつくり出し、いま、その中でもがいている。メッカ防衛協定はパキスタンの安全保障上の立場と競争上の地位を強化し、イランと米国の間での仲介活動は、パキスタン政府の外交的地位を大幅に高めた。しかし、同国は、ハイバル・パフトゥンファー州とバロチスタン州での反乱やテロ攻撃、インドとの恒常的な敵対関係など、多方面にわたる安全保障上の課題に直面している。長年にわたり、パキスタン政府は危機の国内的根源に対処できず、効果のない対アフガニスタン政策と、多大な費用を伴う軍事作戦のみに依存してきた。これらの措置は、最終的に同国自身を傷つけてきたのである。

パキスタンは、アフガニスタンにおける「戦略的縦深」政策への取り組み方を、戦略的に転換する必要がある。この現実的かつ長期的な戦略は、諜報上の策略や、演出された偽りの会合によってではなく、誠実な努力の枠組みの中で、政治的反対勢力と、過激主義、テロリズム、民族主義に対するアフガニスタンの人々の正当な抵抗を、全面的に支援することから始まる。

結論

ターリバーンの崩壊は、危機の終わりではなく、長い道のりと大きな責任の始まりである。問題の核心は、ターリバーン後のアフガニスタンを、どのような政府が統治すべきかという点にある。アフガニスタンが必要としているのは、権力を独占せず、ある1つの民族を国の所有者、その他の民族をよそ者として扱わず、政治的反対者を国家の敵とみなさず、国益をいずれか1つの集団の所有物とせずに民族間の合意と包摂的な議論を通じて定義し、市民の権利を保障し、統治者が選挙によって選ばれ、さまざまな民族や地域の真の参加を認め、国民と国際社会に対して説明責任を果たす政府である。

世界がターリバーンに与えた5年間の機会は行き詰まり、同集団に前向きな変化を期待する余地は消え失せた。世界と地域の対応の変化は、いまや目に見えるものとなっている。パキスタンはかつて、代理勢力としてのターリバーンの内政と外交を管理し、国際的な場でその代弁者を務めることによって、その権力の維持に努めていた。だが、いまやターリバーンの脅威が自国の最大の懸念となったという現実に直面し、自らの誤りを認めつつある。

この状況は、民衆の抵抗と相まって、アフガニスタンの人々の間に新たな希望を生み出している。アフガニスタンを救うのは、正統性を欠くターリバーンの体制を打ち破ることだけではなく、その後に崩壊することのない秩序を築く能力である。人々の真の希望も、ここから始まる。これは、1つの集団、1つの民族、あるいは1つの世代の夢ではなく、アフガニスタンの未来にとって根本的で、死活的に重要な問題なのである。

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