(WAJ: マスコミでは、ユダヤ教とイスラム教の対立とか数千年の対立とか、あれこれとしたり顔で解説する評論家ばかりだ。事柄は単純なのだ。1948年から75年間、イスラエルは、武力と暴力によって他人の土地に侵略し、占領し、他人の土地や財産を奪いつづけてきているのだ。そしていま、自衛とか報復とかを振りかざして無辜の民衆を虐殺する戦争犯罪を犯しているのだ。一方が大量虐殺を行っているときに「複雑さ」は存在しない。)
ナシム・アハメッド(MIDDLE EAST MONIROR、 2023年11月11日)
私の言葉を鵜呑みにしないで、アメリカの有名な作家の一人であるタナハシ・コーツ(訳注:1975年生まれ。『世界と僕のあいだに』で全米図書賞を受賞。ピューリッツァー賞、全米批評家協会賞のファイナリスト)が、イスラエルによるパレスチナ占領がいかに単純なものであるかを知ったときの気持ちを語った話を聞いてほしい。「何が起こっているのかを本当に理解するには、中東研究の学位か博士号が必要であるかのように話されている。しかし、私は初日に理解しました。米国の税金からアパルトヘイトに補助金が出され、人種差別主義者の命令に補助金が出されているのだ。ジム・クロウ体制(訳注:1876年から1964年にかけて存在した、人種差別的内容を含むアメリカ合衆国南部諸州の州法の総称)だ。」と彼は言う。「
バラク・オバマ元米国大統領は最近、イスラエル・パレスチナ紛争を解決するにはその複雑さを理解する必要があると述べた。しかし、本当にそんなに複雑なのだろうか? 本当にそうですか? それとも、複雑さの神話は、世界の指導者たちがイスラエルに責任を追及し、現代史上最長の不法占拠となっているこの事態への自らの共謀をごまかすための単なる手段ではないのだろうか?
実際、普遍的な原則、国際法、道徳を判断基準にすると、複雑さではなく明瞭さがわかる。
ここにいくつかの事実がある:
・イスラエルは他のどの国よりも多くの国連安全保障理事会決議に違反している。
・争われているすべての主要な問題について、複雑さはなく、法律はパレスチナ人の側にある。
・難民の帰還の権利について。ユダヤ人だけの入植地の状況。イスラエルの不法占領の状況。パレスチナ人の自己決定権。東エルサレムの状況には複雑さはなく、明快さだけがある。
・イスラエルによるアパルトヘイトという犯罪の実践については、ここでも明確な点がある。主要な人権団体はすべて、歴史的にイスラエルがパレスチナに人種隔離と支配の制度を課していると結論付けている。
私の言葉を鵜呑みにしないで、アメリカの有名な作家の一人であるタナハシ・コーツが、イスラエルによるパレスチナ占領がいかに単純なものであるかを知ったときの気持ちを語った、先の話を聞いてほしい。
今度誰かがこの紛争は複雑すぎて理解できないと言ったら、それは「イスラエルが犯した犯罪やパレスチナ人の苦しみには無関心でいてほしい」という訴えであると理解してほしい。
一方が大量虐殺を行っているときに「複雑さ」は存在しない。
【原文を読む】
[…] 本サイトに掲載した「真実が暴かれる:パレスチナとイスラエルの複雑さに関する神話」は「一方が大量虐殺を行っているときに「複雑さ」は存在しない。」と一言で断じている。 […]
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