イーグルアフガン明徳カレッジ(EAMC)は5月から2つの新しい分野に踏み出しました。

 

①生活相談

日本に暮らすアフガン女性には様々な悩みや分からなくて困っていることがあります。生活費、税金、国民健康保険、体調、子どもの教育、生活環境、食品、家族の問題などなど。そうした諸々を質問し、しかるべきアドバイスが欲しい。これはEAMCに通うアフガン女性からの強い要望でした。そこで、日本語教室のある土曜日の午後、同じく千葉明徳短大の教室を借りて、12時半から13時半まで生活相談を行うことにしました。担当はイーグル・アフガン復興協会の江藤セデカ代表と、アフガニスタンで医師の資格を持つアジジ・ロキアさんです。

 

②学習支援

母親に連れられEAMCに来る小学生や中学生がいます。彼らは学習面では日本語で学ぶというハンディキャップから、授業について行くのに苦労しています。そこで生活相談が行われている土曜日の午後、同じく12時半から13時半まで、隣の教室で「アフガン塾」(仮名)を開きます。担当は託児班のメンバーが中心ですが、教える力がある有志を現在募集しています。ぜひ手を挙げて国際貢献の一翼を担ってください。

学習支援始まる

<5月11日リポート>

初日となった5月11日は、生活相談・学習支援の進め方をEAMCで学ぶ女性たちの意見を聞きつつ、取り決めました。その結果、参加希望者は弁当を持参し、授業が終わったあと(子どもと)昼食を取り、それぞれの教室で相談と学習を行うことになりました。また将来は電話などを使った個別の対応も視野に入れるとの方針を確認しました。そのほか、8月に千葉明徳短大の学園祭でバザーを行うことを伝え、手作り品などの製作に向け意欲を高めました。一方、学習支援には、初日から10名の児童が参加し、宿題に取り組んだり、ひらがなを書いたり、かけ算の手作りドリルを解いたりしました。先生はボランティアで来た早稲田の学生らが務め、子どもたちの高い学習意欲に応えていました。