イーグルアフガン明徳カレッジ(EAMC)はこれまで何度か新聞や雑誌に取り上げられましたが、このほど初めて書籍で紹介されました。本の題名は「明日へ続く道〜学校法人千葉明徳学園100周年記念誌」です。これは千葉明徳学園が今年創立100年となることを記念して出された本です。
この日本語学校ページでもお馴染みの学園の福中儀明理事長が企画し、「編集長は私です」といぜん語っていた記念本です。学園のこれまでの1世紀とこれからの1世紀を見据えた大著ですが、第3部「これからの100年」の中で、EAMCについて詳しく述べられています。下の表紙写真(またはココ)をクリックしてPDFをぜひお読み下さい。EAMCの目指す世界がコンパクトにまとめられています。
またこの本を最初から最後まで読むと、「なぜ千葉明徳学園がアフガニスタン女性を助ける日本語学校に注目したのか、無償で施設や人材を提供してくれるのか」がよく理解できます。それは、関係者が偶然知り合いだったとか、世界で話題のトピックスに遅れず飛びついたなどでは決してなく、明治の男が切り開いた教育の力を信じる境地の「必然」だったと改めて気づくでしょう。
この本の書評は別ページでご覧いただけますが、どうやら千葉明徳学園のあり方自体が、先進的で、日本のみならず、世界を見据えたもののようです。生まれて2年未満でよちよち歩きのEAMCを見守ってくれる創立100年の学園。かけがえのない記念誌において、このように大きく取り上げられたことで、私たちは心から励まされました。
女性の教育を宗教分野にのみ矮小化するターリバーンが政権を取ってまもなく4年です。そんなアフガニスタンを国家として承認する動きもこれから加速するでしょう。今こそ女性教育の力の見せどきではないでしょうか。
50歳にして私学の創設を決意した初代理事長の福中儀之助氏は「私の本当の人生はあのとき始まった」と後に述べたそうです。この本にちりばめられた様々な言葉やエピソードに励まされながら、学園と共に未来へと踏み出す・・・この本への記載はそんな道筋を見させてくれた感があります。つくづく思うに「私たちは一人じゃない」ようです。