報告が一週おくれて恐縮ですが、去る4月5日(土)にイーグルアフガン明徳カレッジ(EAMC)の2025年度が始まりました。この日は生徒、その子ども、スタッフ、ゲストが30名以上集まり、進級発表、賞状授与、そして賑やかにランチパーティが開かれました。

 

朝10時半から延べ6人に賞状が授与されました(残りは後日登校の機会に)。セデカ校長は1人の生徒に皆勤賞、1年生クラスの加藤先生は2人の生徒に「がんばったで賞」、2年生クラスの小宮先生は3人の生徒に「会話力がアップしたで賞」をそれぞれ贈りました。

 

福中理事長、皆勤賞の生徒、セデカ校長

その後、セデカ校長が登壇し、「祖国アフガニスタンでは女性たちの学ぶ機会が奪われています。そんな中、EAMCで学ぶことのできる機会を皆さんぜひ大切にしてください」と訴えました。また生徒たちからは「私たちの暮らす千葉県のアフガニスタン人コミュニティーでも、女性たちが学ぶことへの風当たりがこのところ強くなっています」「でも、そのような声には屈せず学び続けるつもりです」などと、力強い決意が表明されました。

 

和気あいあいの雰囲気のなか、お昼前にはパーティー会場に移動しました。実はこの日、スタッフのロキアさんのご主人が朝から中庭でバーベキュー(牛肉)を準備していました。それも加えて、ロキアさん自慢の手料理の数々(マントゥーと呼ばれる餃子、新年に欠かせぬクッキーとプリンなど)が、手際よくテーブルに並べられました。

 

パーティーの様子

他にセデカ校長のアフガン菓子と佐久間先生のおはぎは手作りの絶品。福中理事長はフルーツに加えて桜餅を差し入れ、通訳の方たちに「どんな物なのかをアフガン女性たちに教えてあげてください」と話されました。

 

閉会予定は14時でしたが、余裕で時間オーバーし、その後もキャンパスで雑談や記念撮影に花が咲きました。参加者それぞれが、日本の春を十分に楽しむ1日となりました。

 

桜をバックに記念撮影